営業会議が機能しないわけ | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

中小企業の営業マネジャーに聞いてみると、
・複数の営業メンバーでちゃんと情報を共有しないと
・メンバーの状況がわからないと上に報告できない
・メンバーのレベルが低いので指導しないと
・定期的にチーム全員で集まる機会がないとチームワークが問題

などといった不安が聞こえてきます。

 

そこで「営業会議」を開きます。

 

しかし、「情報の共有」であれば忙しい時間を割いて全員集まる必要があるのでしょうか?
「メンバーの状況」は日々の業務の中で把握していないのでしょうか?
「メンバー指導」が必要であれば個別指導の方が有効なのでは?
「報告だけ」の会議でチームワークが改善するのでしょうか?飲み会で盛り上がった方が有効なのではないでしょうか

 

本質的な問題は、
営業会議を上記のような「状況や情報の共有、個別的な指導の場」ととらえていることです。

 

営業会議の本質的な目的は、「営業活動における計画遂行に対する検証や修正を行う場」でないといけません。

そして、会議とは、「関係者が集まって相談し、物事を決定すること」
つまり組織の目標や課題に対し、関係者が集まり、多角的な視点や異なる立場の意見を有効に活用しながら意思決定を行う場。

 

すると、営業会議の役割とは、
営業計画(目標)に対して、進捗状況から課題を明確化し、「計画達成するための対策を決定する場」であり、その検討を複数の視点や異なる立場の意見を活用しながらより適切な意思決定にするためのものです。

 

つまり、組織を構成しているメンバーの多様な視点や意見、情報から組織と個人の課題を明確化し、計画を達成できる対策を考え、決定することです。

 

言うは易い、行うは難し、なのですが・・・。