経営者の関心ごとって、いったいなんでしょうね。
「社長とははどんな人だと思いますか?」
私は、いつも笑いながら、
「社長って、ケチでワガママでセッカチな人です。」
と言うようにしています。(もちろんジョークですよ。)
私が考えるに社長=経営者とは、一言でいうと、孤独な人なのです。
なぜそう考えるのか?
①従業員と見ている視界が違います。そもそも、経験してきたことのレベルが違うと感じている。だから社長をやっているのだ。
②自分の判断基準が伝わっていない。なぜ、自分の考えるに至る幹部社員が育ってこないのだろうと思っている。
③従業員は現実を直視していない。自分は会社のことを真剣に考えているのに、従業員は甘いと感じている。
④幹部社員は役割意識・責任感に縛られていて、本音が言えない。どうして、俺に意見具申してこないのだろうか?と思っている。
⑤社長のスピードには従業員はついていけない。従業員は動くのが遅い。だから、俺が動かないといけないと思っている。
話してもわからない・・・、見ているところが違う・・・、そんなことを従業員に言うと愚痴っぽくなるし、何より従業員に不安を与えたくない・・・。
孤独に悩んでおられるのです。こんなこと従業員の方々は露とも知らずでしょう。
そんな孤独な社長が常に考えていることは、
①お客様のこと
②自分の会社の商品・サービスのこと
③競合のこと
④自分の会社の強みのこと
などから、いかにチャンスを見つけるかということなのです。
この視界と常に考えていることを前提として、例えば「取引先の社長と面談する際にどんな質問をすればよいのか」を今一度考えてみてはいかがでしょうか?