日次で粗利を把握する必要 | ソリューションのおぼえがき

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中小企業の利益に対しての意識づけのために、日次決算の導入を検討してみてはいかがでしょう。


毎日の粗利を計算することが目的です。


【作り方】

エクセルシートで、1ヶ月間の売上、変動費、固定費を予算として設定することです。

次に、予算数値を稼働日数で割り返して、1日当たりの数値を算出します。

そして、毎日の売上、変動費等の「実績」を入力していきます。

その結果、粗利が毎日計算され、予算の粗利と比較可能となります。


これだけです。


最初に一度エクセルで表を自社に合うように設定してしまえば、後は毎日、毎月同じ作業を繰り返すだけです。


日次決算を導入することで経営状態が可視化され、日々の利益状況をしっかり把握することができます。

それにより社長自身の意識が変わるのはもちろんですが、社員と共有することで、社員の利益に対する意識が格段に上がります。

会社全体がしっかりと数字を見る習慣が身に付き、そして利益志向に変身することができるのです。

つまり日次決算を導入することで、

・1ヶ月前ではなく、今現在の会社の利益額がすぐに把握できる。
・利益について予算と実績の差異を毎日把握できるので、軌道修正をすぐに行える。
・社長、社員の利益に対する意識が高まる。

などの効果が期待できます。


なお、日次決算では、日々の売り上げと売上原価のデータが重要なので、経費は概算でもかまいません。