マーケティングの鉄則から覚書⑥ | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

マーケティング22の法則より・・・最後です。


「失敗の法則」

失敗は予期することもできるし、また受け入れることもできる


マーケティングの決定は意思決定者と相手に与えるインパクトを基準に行われるものです。

マーケティングは私的な事情と会社の事情のせめぎあいのなかで行われ、無難な決定がくだされることも多いものです。

大きな損失が出たときその市場から退出せず「とりあえずの立て直し」が選択されるのは「無難な決定」の結果であり、その後さらなる被害を拡大させることにもなりかねません。


「パブリシティの法則」

実態は、マスコミに現れる形とは逆である場合が多いものです


うまくいっている企業はあまりパブリシティを必要としません。うまくいっていないから、パブリシティを求め、そこで良い評価をもらったふりをしても、実際はうまくいっていないのだから成功するはずがないのです。


「成長促進の法則」

成功するマーケティング計画は、一時的流行現象(ファッド)の上に築かれるものではなく、トレンドの上に築かれるもの


もし自分の製品が一時的流行現象(ファッド)の上にあるときどうすればよいでしょうか。敢えてファッドな状況に水をさすという考えもあります。ファッドはたいていの企業にとって満足な利益をもたらさないし、ファッドを追い続けると設備過剰をもたらす危険性もあるからです。水を指すことでそれをトレンドに近いものに戻すことも可能になることでしょう。


「財源の法則」

しかるべき資金がなければ、せっかくのアイディアも宝の持ち腐れ


マーケティングはあくまで顧客の心にどう近づくかという話であり、その活動の維持には資金が必要になります。

実は、大したアイディアではないが資金はあるという場合の方が、アイディアはあるが資金のないマーケティングよりもはるかに成果をあげられることがわかっています。


以上で22の法則を覚書。


結局は、「消費者を観る」「消費者を視る」ということに集約されるのだろうか・・・