マーケティングの鉄則から覚書④ | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

マーケティング22の法則より


「遠近関係の法則」

マーケティングの効果は長い時間を経てから現れることが多い


長期的マーケティングの効果は短期的なマーケティングとは正反対の動きを見せます。

短期的なマーケティングはすぐに効果を見せますが、その後から抑制効果が必ずやってきます。

もしマーケティングで大成功を短期間で収めたとしたらそれは破滅のシグナルである可能性が高く、警戒が必要です。


「製品ライン拡張の法則」

ブランドの権威を広げたいという抗しがたい圧力が存在する


製品ラインを拡張すると短期的には成功することが多いものです。

一度成功したブランドで持って別のラインへ移行しようとしますが、かつて成功したブランドの知覚は覆すことが難しい。そのために消費者の心の中に新たな製品の焼付がうまく行かず長期的に見れば失敗に終わります。

加えてラインを広げるということは新しい製品、企業、ライバルが現れたとき自らの市場が脅かされやすくなることをさします。

ですから一つ一つの市場で消費者の心を掴み続け、ポジショニングの分析をし、競争行為を続けることは難しくなってきます。


「犠牲の法則」

何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない


企業が成功のために犠牲にできるものは製品ライン、ターゲット市場、絶えざる変更の大きく3つです。

製品ラインを無理に増やす必要も無ければ、ターゲット市場を広げる必要もないし、決算期ごとにコンセプトやポジションを変える必要はありません。


「属性の法則」

あらゆる属性には、それとは正反対の属性があり、優位性もありそうだ


すでに1位の企業が顧客の中に言葉やコンセプトを植え付けていても、それらの属性には正反対の属性があり、それを属性をうまく攻略していきたいものです。