積極的傾聴法はカウンセリングの技術と言われていますが、コミュニケーションを高めるすばらしい手法です。
まず、コミュニケーションの前提から話しの要素を聞き手の状況を理解しておく必要があります。
1.話の3要素
①事実は何か -状況の把握、再構成を援助。状況を客観的に捉え、理解し明らかにします。
②感情はどうか-どのように感じているか、気持ちはどうか明らかにします。
③欲求は何か-どうしたいか、何をのぞんでいるか、気持ちはどうか明らかにします。
2.聞き手のレベル
コミュニケーションが深いか浅いかということは、聞き手の聞き方のレベルによって変わってくるといえます。
①言葉のレベル
話し手の発言した言葉を、その言葉通りに聞くということであり、聞いたということで終わります。
②意味のレベル
話し手の「いわんとしたところ」を聞き手の言葉で理解します。自分なりに理解できたということになります。
③気持ちのレベル
話し手が発言しているとき、その言葉を使って伝えようとしている気持ちを感じとるといった聞き方です。
以上のことを効果的に進める具体的なやり方のひとつに積極的傾聴という考え方があります。