空雨傘という考え方 | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

よく、物事の流れを整理するときに、この流れで考えることがあります。

空がどんよりとしてきている・・・
ということは今までなら雨降りの兆候だ。雨が降りそう 
事前に傘を持って出かけよう!

当たり前と言えば当たり前の話です。

コンサルタントの方々は難しく言いますので、
それぞれ、事実の認識からどう解釈したか、そしてどういう判断をしたのかという流れで考えることを空雨傘というフレームで整理します。

①事実の認識
例えばある飲食店が「お客さんがなかなか来ない」という問題を抱えていたとしましょう。この認識を間違えてしまうとその後の判断が何の意味もなくなってしまいます。

②事実をどう解釈したのか
次に考えるべきなのは「お客さんが来ない」という事実をどう解釈するのか。それは「そもそもその店のことが知られていない」のかもしれないし、「料理がおいしくない」のかもしれない。

空に雲がかかっていても、それを「雨が降る」と解釈するか「雨は降らない」と解釈するかは人によって異なるし状況によっても異なるだろう。いくつかの仮説を立てておくとよいでしょう。

③で、どういう判断をしたのか
「お客さんが来ないのは店のことを知っている人がいないからである」と解釈して「認識を高めてもらうために宣伝をしよう」という判断ができるのです。

そして、その判断に意味が付け加えられるのです。

何となく、こんな流れで考えられているといいですね。