「営業の底上げ」を依頼されている。
ただ、この場合は営業マンでもあり、営業力でもあり、部署としての営業でもある。
ここに一つの方程式があげましょう、
企業の持つ営業力=営業人員数×求心力×商品×仕組み
私は、この4つの指標を持ち合わせている会社を見たことがありません。
提供すべき商品が、有形か無形
販売方式が、新規中心か継続販売
販売対象が、個人か法人
様々な設定ができます。
私が手伝えることは
営業人員数・・・優秀な人材の採用方法
求心力・・・社長の考え方の理解と伝達
商品・・・客観的な商品力の理解と伝達
仕組み・・・営業が動きやすいマニュアル化
と各視点ごとで挙げられます。
実際に一緒に仕事しているお客様にもご理解いただくのですが、
「どこを優先すると効き目があるか?」
最近はここで悩むことが多いです。
私はよく、「空気が変わる」という事象が好きで、
「おたくの営業変わったね」
「おたくの会社が業界で話題になっているよ」
「うちの職場がわいわいがやがやしだした」
などのお客様からの言葉や事象が出てきたらとりあえずOKです。
私は、営業経験が長かったせいもあるのですが、「自主的にモノを考えられる人」と一緒に仕事をすることが一番でした。
自主的にモノを考える人は、考えもきっちりと持っていますが、一方で固定観念も強い人が多いためか、意見交換などはなかなか難しく一筋縄ではいきません。
しかし、意味や価値が共有できたとき、目的意識を持って何人分の仕事も平気でこなしてしまいます。
社長は、自主的な人材と協働するのが苦手な場合があります。なぜならば、社長こそが自分でやりたいようにやってきた場合、その意見に従う人を好む傾向があります。そういうケースのとき、自主的にモノを考えられる人、「文句言いで扱いづらいヤツ」と決め付けている場合があるのです。
そういう場合は、再度社長と意見交換をします。