ミーティングの分類 | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

ミーティングにもタイプがあり、事前にそのタイプを理解した上で臨むと、さらに効果的に進めることができると思います。

下記の通り、おぼえがき・・・。

①示達・情報共有型ミーティング
このミーティングの目的は、メンバー全員が同一の理解レベルで情報を共有するとともに、チームとして仕事の基準を統一することです。したがって、限られた時間内で必要な情報(上位方針など)をいかにすばやくメンバーに浸透、理解させるかがポイントとなります。そのため、ミーティングの成功と失敗の判断基準は、「同じレベルでメンバーが行動に移せているかどうか」です。
  
②問題解決型ミーティング
市場、競合、自社、職場の問題など取り扱われるレベルは様々ですが、問題状況を構造化し、核心的な原因を探求した上で対策を決定していくプロセスをたどります。しかし、問題を話し合うという性格上、話し合いの途中で脱線することも多いと思われます。結局、問題が掘り下がらないので原因特定もままならず、出てきた対策案も中途半端で陳腐な内容のものになりがちなので、問題解決型ミーティングは、リーダーの力量が一番問われるミーティングとも言えるでしょう。

③アイデア出し型ミーティング
問題解決型ミーティングにおける、対策案を考える段階も一種のアイデア出しと言えますが、このミーティングは主に、販売促進や消費者キャンペーンなど、何らかの企画を立案する目的で開かれます。アイデア出しミーティングでは、様々な案をできるだけ多く出し合う段階(発散)と、出てきたアイデアを何らかしらの切り口で整理していく段階(収束)を意識して進めることが大事になってきます。リーダーは、メンバーが何でも自由にアイデアを出せる雰囲気づくりに特に気を配る必要があります。

④意見調整型ミーティング
特定の意思決定事項に対し、チーム内や部門間の考えが統一できず、お互いの意見を調整する際に開かれるミーティングのことです。関係者全員が組織的かつ機能的に活動していくための“すり合わせ”が目的といっていいでしょう。このミーティングの難しいところは、それぞれが自分や部門の立場から離れられず、非建設的な雰囲気になりがちなところです。ファシリテーター役が重要で、客観性、公正性とともに、高次の目的に照らして全体を統合する働きかける姿勢が求められます。