社会人として成長するためにもまずこの3条件を実践できるように日常から心がけておくことが大切です。
①素直であるか?
「素直」とは、まず聞く耳を持つということ。否定から入らないということです。
すべてを疑ってかかっていては、他人のアドバイスや忠告が耳に目に入らなくなります。
それどころか、ひどく偏った状態であってもそれを認めようとはしないというような”自分中心のモノの見方”しかできなくなるのです。
一方、自ら判断するという姿勢なしに、何でも聞き入れてしまう、ということでもありません。「言われたことは黙ってやる」「この人の言うことはみんな正しい」という風に、いったん自分の中で咀嚼した上で取り入れるか否かの判断がまったくないものは「盲信」に当たります。
「素直」とは、情報を与えられたら、いったん受け止め、納得できるか、自分に合うかを勉強するなどして確認し、納得できれば取り入れ、納得できなければ否という意思表示をすることです。
②プラス発想であるか?
仕事や家庭の中では、楽しい事や嫌な事が日常茶飯事に発生します。嫌なことがあった時にも、プラス発想で物事をとらえると、現状を正確に分析し、諦めずに最善の策を施して何とかしようとする気概が生まれます。
プラス発想については、楽天主義と同義と捉えられがちですが、実は違うものです。楽天主義は、例えピンチに陥ったとしても「何とかなる」と開き直ることができるメンタリティです。一方、プラス発想は、「何とかする」と考えて、諦めない自主的なメンタリティであり、楽天主義とは違います。
「何とかなる」のと「何とかする」のでは、その姿勢は全く違います。困難な状況下でも、それを自分の力で乗り越えたときに、レベルアップした自分が必ずそこにいる、そう考えて行動することで、前に進むエネルギーが生まれるのです。
③向上心を持てるか?
向上心は「勉強好き」と言い換えても良いでしょう。自分に足りない事を自覚し、興味を持って情報を吸収したり、学ぼうとする姿勢のことをいいます。
成長している会社の社長ほど「ここは伸びている」という話を聞きつけると、すぐに話を聞きに行ったりなど、積極的に学ぼうとされています。
とにかく自分の目で見て、触って、使ってみる。人の話やニュースで伝えるようなことを、知らないからといってそのままにせず自ら、学んだり、実際にやってみるということです。
自分に不足している能力やスキルがあれば、「苦手なんですよね...」とできない言い訳ばかりしないで、積極的に学んでみよう、ということです。