ある本に書いてあったのですが、
「日本の多くの企業は、戦略をはっきりさせずに、ひたすら戦術に終始してきた」のだと。
山登りの話なのですが、
頂上まで登るために、
・どれくらい時間がかかりそうか?
・天候はどうなるのか?
・どのルートが一番登りやすいか?
・どこで休憩をとろうか?
など考えると思います。
自分はいい道具があるし、体力もあるから、
とにかく登ってみて、何か起こればそのとき考えよう・・・。
昔の日本の企業は、このような考え方だったようです。
ようは目標を置いたときに、その目標に向かうべき方向性を立てることが戦略の考え方なのだと思います。
戦略を考えるときの指針は、
①何をやるか→何をやらないか
②なぜやるのか→なぜやらないのか
③ヒトモノカネなどの資源をどう配分し、どこに集中させるのか
一方、戦術を考えるときは
①どれをやるか
②だれがやるか→だれとやるか
③どのようにやるか
④どのくらいやるか
⑤いつやるか→いつまでにやるか
⑥どこでやるか
⑦いくらでやるか
まずは、ゴールを設定して、そこまでの道筋を逆算して考えます。そして、実行するためにその手段を考えます。