2007年問題とは、団塊世代の中でも最も人数の多い1947年生まれの人が2007年に退職を迎えることで、企業活動に大きな影響を与えるとされるという問題です。
2007年問題による影響として以下のことが指摘されています。
①労働力の問題
単純に人が減るということで、労働力の不足が懸念されています。そのため、特に影響の大きい業界や企業では、一時期の就職氷河期に比べ、採用活動が活発になっています。
②ノウハウ継承の問題
高度なノウハウを持った人材が引退すると、企業内の技術レベルが低下する可能性があります。そうしたノウハウを継承する仕組み作りをしている企業もありますが、仕組み作り自体にかなりコストがかかってしまうという状況にもあります。
そのため、定年延長や再雇用などを実施して、対策をとる企業も多いです。
③退職金の問題
従業員が大量に引退するということは、それだけ企業が支払う退職金が大きくなることを意味します。企業は退職金の支払いで大きなキャッシュを必要とするため、企業自体の体力を奪われるほか、積極的な投資施策をうてなくなる可能性もあります。
特に中小企業では退職金の積み立てを怠った企業も多いため、深刻な人事課題となります。