J.ホランド氏は数多くのカウンセリングから、
「個人は自分のパーソナリティと一致する環境で仕事をすると、安定した職業選択ができ満足値も高い」
と考えました。
ここで4つの仮説をおいています。
①パーソナリティタイプは6つに分類される
Realistic 現実的・・・自分で作り出す
Investigative 研究的・・・つきつめる
Artistic 芸術的・・・自由
Social 社会的・・・リーダー
Enterprising 企業的・・・バランサー
Conventional 慣習的・・・きちっとした
②環境タイプも上記の6つに分類される
Realistic 現実的・・・モノを指示に従って、組織的に操作する
Investigative 研究的・・・表象を用いて、組織的に創造的な研究を行う
Artistic 芸術的・・・非組織的活動、芸術的な形や作品を創る
Social 社会的・・・他者へ働きかける
Enterprising 企業的・・・組織目標や個人目標に向かい、ヒトを動かす
Conventional 慣習的・・・決められた計画に沿って、順序だてて進める
③人は、自分のタイプ(志向・価値観)を発揮できる環境を求めるため、自分のタイプを反映した環境を選ぼうとする
④上記のパーソナリティと環境の相互関係で人は行動する
この考え方は血液型などと同様、「分類されたタイプはこういう人間だ」と分類されるため、複雑な人間のパーソナリティを表現することができません。
そこで、6つのタイプを6角形におき、タイプの両隣が類似するタイプと述べており、すなわち3つのタイプが自分のパーソナリティであると提唱しています。