企業と契約をして、色々なお仕事を手伝っています。
私のような「体一つのフリーな仕事」をしていると、自分の立ち位置に迷うことがあります。
先日も、「客観的視点でわが社を診てもらって、意見をください。」という依頼をいただき、お手伝いしていたところ、問題点の一つとして「マネジメント不在」がテーマとして挙がってきたんです。
ちなみに、サービス業です。
社長と2回ほど打ち合わせをし、その後オフィスを見学。
そして会社の会議に参加したのですが、
・会議などでも誰が議長かわからない。
・急遽事業責任者が出て議事進行をしている。
・営業マネジャーがトッププレーヤーで会議すら出ない。
・メンバーは事業責任者に簡単に意見を言えない。
私は会議に出ていて、事業責任者が一生懸命会議を進行していましたが、介入をすべきか?悩んでいました。
結局、そのときは議論を進めるためのフレームを1つ提示して、議事進行のヒントだけを差し上げたのですが、昔撮った杵柄なのか、介入したほうがよかったのかな?と正直思ったりしていました。
朝礼ないしは会議の雰囲気を見れば、一番「会社風土」が見えます。
この会社は、
「事業責任者が、責任を取らない。」
「メンバーを信用していない。(最重要)」
「立てた思いつきの戦略をも推進せず、振り返りしない。」
「メンバーの目が死んでいる・・・(これが一番気になった)」
私は、「会議に参加するときに目的の共有を図れなかったこと」
「自分の立ち位置をはっきり明言しなかったこと」
が反省として思いました。
とった打ち手は、
「会議に事業責任者が入らず、私がファシリテーターとして入り、議事録と会議内容を事業責任者に報告する」
を実施しました。
今のところメンバーがしっかり意見を持っていて、議題に挙げ、みんなで考え出すことをしていっています。
事業責任者は、「自分が入って解決したい。」といつもおっしゃいますが、ここが私の信頼ポイント。
「メンバーの自主性を信じましょう!」と繰り返し、少しずつですが、我慢してもらっています。
ベテランの方ならくだらない悩みかもしれませんが、振り返りながらも前に進めていくよう一つ一つ進めるだけですね。