『能作』は富山県高岡市にある会社で、錫を使った食器で有名です。


錫は熱伝導率が高く、徳利などの燗をするための酒器としても良く使われる材料です。


今日のお酒は、会津の銘酒『会津中将』の原酒です。


酒器は『能作』のぐい呑み。


程よい重さが魅力です。





よく冷やしておいた日本酒を、錫のぐい呑みに注ぐと、指を伝わって冷たさを感じ、口元に来るまでの僅かな時間をしっかりと演出してくれます。


1人でお酒を楽しむ時は、こういう事がお酒の美味しさを引き立ててくれます。

仕事が終わって浦賀のマンションに移動して、今は0時半過ぎ。


カクテルに合う「陸」を取り出して、モヒートミントのシロップとアンゴスチュラのリキュールを使ってカクテルを作り、一杯。





1週間で一番好きな時間です。


音楽は、メロディ・ガルドーのアルバムです。





独特の声が「静寂」の中で響いて心地よい空間です。


深夜なので、静寂の中から音が立ち上がる感じが重要です♪


この静寂に寄与しているのは、おそらくPERFECTIONのコンセントフィルターです。


電源ラインに乗るノイズをLEDの光に変えるというもので、ノイズがあると本体のLEDが点滅します。


エアコンと電子レンジを使っているせいか、点滅状態が続きます。



ノイズフィルター自体にノイズ量を表示する機能は、実際の効果とともに、プラシーボ効果を増大させることも出来ていそうです。


十代の頃、いくつかのメーカーからスピーカーユニットが発売されていました。


お金が無くて、やっと買えたのがパイオニアのフルレンジスピーカーPE-16でした。


上位には、PAX-A20というコアキシャルタイプがありましたが1974年頃で8千円位したので、とても買えませんでした。


これを手に入れることが出来たのは、50年近く経ってからです。




中央にはセルラホーンがついたツィーターが付いています。




今見てもなかなかのデザインです。


ずっと鳴らす事もなくしまっておいたのですが、オフィスにあるボックスに入れてみる事にしました。


もともとはコーラルのFLAT-6が入っていたボックスで、穴の直径が合いません。




とりあえず裏側から取り付けてみました。



アンプはUNISON Researchのunico2nd, CDプレーヤは、英国naimのCD5 SIです。


鳴らしてみると、明らかに最近のスピーカーとは異なる音です。


音圧レベルが94dbあるので、押し出しの強い音です。



左右のスピーカーの距離を広くすれば変わるかも知れませんが、ステージが見えるような音場型ではないようです。


同じ場所にあるウィーンアコースティクスのベルクは解像度の良い音場型なので、楽器の配置も意識しようとすると、PAX-A20は向いていないように感じました。


ただ、不思議に落ち着く感じがあるため、気がつくとPAX-A20を使うことが多くなりました。


同じコアキシャルタイプではコーラルの8CX-50が眠っているので、聴き比べてみようと思います。