お酒はどんな酒器で飲むかによって味の感じ方も変わってきます。

 

厚めの陶器と薄いガラスでは口に当てた時の感触が異なり、保温性の違いはお酒の味の変化にも影響します。

 

口が開いているか、すぼんでいるかは、香りに影響します。

 

焼酎のお湯割や、熱燗は保温性の良い陶器の方が向いているし、ビールは冷たさが直接手に感じられるうすはりグラスが合い、冷たさを維持できる錫のマグカップもいいものです。

 

こういう点を総合的に考えると、中空構造になっているチタンのカップはオールマイティで最高ですが、何としても高価です。

 

もう一つ、視覚的な楽しみも、忘れてはいけません。

 

もともとお酒は嗜好品ですから、遊び心は大切です。

 

ということで、赤ワインとガラスの盃を組み合わせてみました。

 

 

思ったより絵になりました。

 

 

埼玉県川越市にある小江戸鏡山酒造さんのお酒「鏡山」は、最近ではいろいろな酒店で見るようになりました。

 

このお酒は「長期熟成醸造限定再醸仕込」というもので、通常の日本酒とはかなり違います。

 

トロリとしていて甘みがあり、ボトルの容量も200mlなので、ガブガブ飲むというお酒ではありません。

 

グラッパと似たような位置づけのお酒だろうと、グラッパ用のグラスで飲んでみました。

 

 

ボトルの雰囲気ともぴったり合っています。

「プリディスティネーション」という映画を観ました。

 

 

タイムパラドックスをテーマにした映画です。

 

この映画はたまたまスカパーでやっていたので見ただけなのですが、その展開にはちょっと驚きました。

 

半分以上は、未来から来た時空警官(イーサン・ハート)が、バーにいた「男」の数奇な運命の話を聞くという内容です。

 

その「男」は、相当ショッキングな人生を歩んできたので、話の内容は面白いのですが、どちらかというと映像的にも地味で退屈な内容になっています。

 

タイムマシンものにある、ハデなシーンはありません。

 

話がどこに向かうのかも見えないので、途中で観るのをやめてしまう人も出て来そうです。

 

私も時々意識が飛びながらも、我慢して見ていると、最後に、これまでのエピソードを畳み掛けるようにつないでいく展開になりました。

 

「男」がたどってきた悲惨な人生が、ここにきて、全て「無駄なく」意味を持ってきます。

 

退屈だった前半には、無駄なものは一切なかったことに気がつきます。

 

この展開が始まると、「え、どういうこと?」という疑問が続き、目が離せなくなります。

 

突っ込みどころはたくさんあるはずなのですが、いったいどこを突っ込んだらいいのかさっぱりわかりません。

 

鶏が先か、卵が先かというループが至る所にしかけられていて、どこから考えたらいいか分からないのです。

 

ネットを調べてみたら、出来事の前後関係をみごとな図にして整理している人がいました。

 

ここまできちんと整理するかと思うくらい素晴らしい図なのですが、それを見ても、ループしてしまいさっぱりわからない。

 

メビウスの輪の上を、つなぎ目を探そうと歩き続けるような感覚です。

 

推理小説でも映画でも結末を知ってから見るのが好きなのですが、この映画はネタバレなしで観たほうがいいです。

 

見る人の混乱を狙った映画だと思うのですが、そこを楽しむつもりで観ると、衝撃的な凄い映画です。