サマセット・モーム

『人間の絆』 より抜粋

 

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人生ってものはね、生きるためにあるのだ。

なにもそれについて書くためにあるんじゃない。

 

僕の目的は、人生が提供してくれる、

いろいろさまざまの経験を探しもとめ、

生の一瞬一瞬から、それが与えてくれる情緒をもぎとることなのだ。

 

創作などというものは、要するに、

この生から快楽を吸い取ってしまうかわりに、

むしろ生に快楽を与えるための、美しい機能にすぎないのだ。

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人生が提供してくれるいろいろさまざまな経験から

情緒をもぎとる。

 

つまり、感情を自分のものとする。

 

感情のピースを集めて、1つ1つ当てはめて

自分だけの1枚の大きなパズルを創る。

 

なぜか?

それが、快楽だからだ。

 

 

 

--- y.

 

 

 

 

サマセット・モーム

『人間の絆』 より抜粋

 

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どうせ人生は一つなのだ。

してみれば、巧くこれを生きることが、第一なのではなかろうかと、

そんな考えに囚われるのだった。

 

むろん金儲けや、名声を、成功と考えていたわけではない。

どう考えたらよいか、自分でも、よくはわからなかったが、
おそらくは、できるだけ多くの人生経験をすること、

そしてまた自己の能力を、十二分に発揮するということなのではなかろうか。

 

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自分で発見するのでなければ、無意味だと、

彼は、いつも同じ言葉を繰り返した。

 

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できるだけ多くの人生経験をすると

自己の能力を発揮できる場に、遭遇する可能性が高くなる。

 

自分で発見する。

 

だから、いろいろさまざまな経験をしに行く。

 

 

 

--- y.

 

 

 

 

サマセット・モーム

『人間の絆』 より抜粋

 

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信仰は、単に外から押しつけられていたにすぎない。

環境と実例との問題だったのだ。
だからこそ、新しい環境と、新しい実例とは、彼に自己発見の機会を与えた。

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信仰は、幼少の頃に根差している、と度々聞く。

 

新しい環境と新しい実例、つまり経験は

幼少の頃の信仰を脱ぎ捨て、

新たな自己発見につながる、というのは本当だろうと思う。

 

 

 

--- y.