目を閉じれば、

帰ることのできる場所。

聞こえる音楽。

浮かぶ景色。

 

 

そういうものをたくさんもっているというのは

幸せなことだ。

 

 

 

--- y.

 

 

経験は力だと思う。

 

だけど、経験が力になるのは、言葉になったときだ。

 

経験が、自分のなかで熟して

人に伝えられるだけの言葉に

落とせるようになったとき

初めて力になる。

 

 

それには、時間がかかる。

 

だから、

経験を力にするためには、待つということも必要。

 

熟すための時間を待つ。

 

 

容器に入れて、ふたをして、寝かせておく。

たまに、ふたをあけて、様子をみて

かき混ぜてやる。

 

そうすると、発酵して熟して、美味しくなる。

 

糀と同じ。

 

 

 

--- y.

 

 

時間は、いつも意識している。

いつも時計が目の前にある。

 

秒針が、チクチク・・・チクチク・・・回っている。

 

 

ふと、時計から目を離して、

窓の遠くに目をやると、

時間に縛られている自分を感じてしまう。

 

 

 

目の前にことに、熱中して、夢中になって

いつのまにか、夜がとっぷり更けてしまったときは

時間はたっぷりある。

 

 

目の前の時計を、ちらちら見ているときは

時間がなくて、

 

時計のことなどすっかり忘れてしまっているときは

時間がたっぷりある。

 

なんだろう、これ。

 

 

 

小さな子どものころは、時計なんて持っていなかったし

時間なんて気にしていなかった。

 

いつから、こんなに

時間を意識するようになってしまったのだろう。

 

 

 

--- y.