● 今年もこの時期となりました!
こんにちは。正木美奈子です。
今年もこの時期となりました。
この時期というのは「ノーベル賞の授賞式・晩さん会」
毎年12月10日に、スウェーデンのストックホルムにて行われます。
今年も日本からは本庶 佑さんが受賞されたので、ニュースなどで見ることも多いですよね。
スウェーデンでは、授賞式と晩さん会の様子がテレビで生放送されるので、家庭で雰囲気を味わうことができます。
この晩さん会が行われる会場は、市庁舎の「青の部屋」という部屋なのですが、一見するとそんなに広くはなく、よくこのスペースにあれだけ多くの方が入っているな~、という印象です。
この部屋(ホール)は市庁舎を見学すると見れので、もしスウェーデンに旅行に行かれる方がいたら、行ってみると面白いかもしれませんよ。
それで、その時に伺った話では、この晩さん会のテーブルで、一人当たりにあたえられる幅は60センチだそうです。
国王と女王だけは70センチだとか!
ですので、本当に隙間なく座席が並べられています。
それでも、この晩さん会に出席されている方には特別な想いがあるので、きっとそんなことは気にならないのでしょうね。
そして、この授賞式の前日には、ノーベル賞のコンサートが開催されます。
ここにはノーベル賞を受賞した方が招待されていますが、一般の方もチケットを購入して行くことができます。
私も1度行ったことがあるのですが、このコンサートのチケットにはシャンパンのドリンクチケットが含まれています。
休憩時間に、ロビーでシャンパンが出されます。
お酒が飲めない私は、オレンジジュースで乾杯とさせて頂きました。
それでこのコンサートで、指揮者(フランツ・ウェルザー=メスト)が演奏会の最後におっしゃった言葉が、今でもとても心に残っています。
ノーベル賞のニュースを見るたびに思い出すのですが、それがこれです。
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Science is a fact (科学は事実を)
Philosophy is a meaning (哲学は意味を)
Art is a reflection on life (アートは人生を反映し)
Music can say something which is beyond the reality
(音楽は現実を超えた何かを表現する)
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私の場合は、忙しいときこそ美術館にいったり、音楽を聴くなど、自分の心がゆったりできると、とても落ち着きます。
生活の中に、少しだけでも「ほっとする」時間を作ることってとても大切ですよね。
「食卓に一輪の花を」という言葉を良く聞きますが、忙しい私たちには、このちょっとの余裕が必要なのかもしれません。
自分よりも相手のことを気遣うあまり、自分のことがいつも後回しで、知らず知らずのうちにストレスをため込んでいるかもしれません。
忙しい師走の時期、ぜひ自分のこともケアしてあげながら、楽しく乗り切りましょうね。
では今週も素敵な一週間となりますように♪
