● 気持ちに寄り添うって大切ですね!
こんにちは。正木美奈子です。
先日、横浜で打ち合わせをした帰り、久しぶりにデパートに立ち寄りました。
最近はインターネットで何でも買い物ができてしまうので、デパートのような実際の店舗に行く機会がめっきり減ったように思います。
でも、ちょうど自宅にスリッパがなく、この冬を乗り切るために欲しいな~、と思っていたのでデパートに寄ってみることに。
そしてスリッパのような履物は、手に取ってから決めたいとも思っていたので、ちょうど良い機会でした。
それでさっそくスリッパ売り場へ。
良さそうだと思ったものは大きなサイズがなかったため、次のデパートへ。(デパートのはしごをしてしまいました。)
次のデパートの売り場では、デザイン、履き心地、価格ともにちょうど良さそうなのがありました!
でも、残念ながら「色」が・・・
そのスリッパの棚に置かれている写真には、8色のカラフルなスリッパが載っているのですが、展示されているのはその中の数色だけ。
それで、他の色はあるか定員さんに聞いたところ、
「あいにく店頭においてある2色しかここでは取り扱いがありません。お取り寄せすることはできますが、いかがいたしますか?」と。
ガーン!
せっかくよいデザインを見つけたのに、お気に入りの色がないなんて・・・
と、すっかり「無いもに目が向く」ネガティブモードの思考に突入してしまいました。
お目当てのものが 「ない」と聞くと、それまでに見つけたすべての良い事を忘れ去り、その「ない」部分にのみフォーカスがいってしまうから不思議なものです。
そして私のもう一つの不安は、お取り寄せしてもらったときに、その色が実際に想像していた色と違ったら嫌だな~、ということ。
もちろん、気に入らなければ買わなければよいのです。
が、それでも、もう一度デパートに行く手間、その色が気に入らなかった時に断らなければいけない心苦しさを考えてしまいます。
それで、ついついこの定員さんに愚痴ってしまいました。
私: そうなんですね~、この写真にのっている色のスリッパがすごく見たかったのですけど、ないんですよね~
定員さん: 申し訳ございません・・・
私: 今、家にスリッパがないので、今日買いたかったのですよね~。でもないんですよね~、どうしようかな~
定員さん: そうだったんですね、それは足が冷たいですよね~
スリッパは早めに欲しいですよね~
私: そうなんです、足が冷たくて寒いんですよ~
こんな会話が繰り広げられた結果、結局私は店頭にあったスリッパを購入しました。
たぶん普段の私なら、その場で買わずに、欲しい色が手に入る他のお店を探しにいったかもしれません。
でも、この店員さんと話しているうちになんだか気持ちが落ち着いてきました。
そして、店頭にあるのは「一番好きな色ではないけど、嫌いな色でもない。どちらかというと好きな色・・・」と考えるように。
この色なら飽きも来なくて良いかな~、とこのスリッパに対する見方が変わっていきました。
このような気持ちの変化のきっかけは、この店員さんが私の気持ちを受け止めてくれたことにあると思います。
「そうだったんですね、それは足が冷たいですよね~
スリッパは早めに欲しいですよね~」
このような「共感」する言葉を言っていただけたので、その時の「ない」というマイナスの感情だけではなく、スリッパが持っている「良い点」にもう一度目を向けることができました。
そしてその時の状況(スリッパが必要!)と合わせて、客観的に考えて判断することができたように思います。
たかがスリッパ、されどスリッパ!
そんなにこだわらなくても~、とも思いますが、毎日履くものなのでお気に入りのものにしたかったのですよね。
あとから考えてみると、きっと店頭に置いてあったものは、スタンダードなベストセラーの色なんでしょうね。
とても落ち着いていて良かったです。
この店員さんのおかげで、「人の気持ちに寄り添う大切さ、共感する」ということを改めて思い出させていただきました。感謝!
ということで、足元から暖かく、気持ちも暖かく2月を乗り越えられそうです。
今日はチラホラ雪模様ですが、お出かけの際はお気を付けくださいね。
では良い一日を!
