● 昨年の有給休暇は何日とりましたか?罪悪感は捨てましょう!
こんにちは。正木美奈子です。
さて、昨年、あなたは何日有給休暇を取りましたか?
全部使い切った人が何名ぐらいいるのか、興味深いところです。
そして、ワーストNo.1だったのにも関わらず、「休みが不足している」と感じる人は34%と、これもダントツで最下位。
休みをとることに「罪悪感がある」と考える日本人の割合も、約6割いるようです。
まだまだ、職場の同僚の方に気兼ねをして、休みにくい状況であることがわかります。
でも、有給休暇は、会社からあなたに与えられた“権利”です。 ですから、これを使わない手はありません。
私が働いていたスウェーデンでは、ほとんどの人が毎年、全日数ををきれいに使い切ります。
通常、5週間の有給休暇が年ごとに付与されますが、有り余っている、という人の話はあまり聞いたことがありません。
また、万が一、残してしまった時も、会社が買い取ってくれる仕組みとなっています。
ですから、日本のように、使い切れなかったから翌年捨てなければならない、ということにならないのです。
また、部下の有給休暇の管理も、マネージャーの重要な仕事です。
たとえば、「Aさんは今年まだ休暇をとってない」、となると、マネージャーはAさんに休暇の計画を立てるように促します。
夏休みなどは、3週間連続で休暇をとってもよいと、法律で決まっています。
日本では、ちょっと考えられないですよね! このように、スウェーデンでは、国をあげて休暇の重要性を示しています。
では、スウェーデン人は、そんなに何週間も有給をとって、いったい何をしているのでしょうか?
子供が夏休みになり、2か月ぐらい休みですので、一緒に過ごすことがメインです。
父親、母親が各3週間ずつ休みをとれば、子供はおおよそ、どちらかの親と一緒にいれます。
またこの機会に、旅行をする家族も多いです。 この夏休みのために、頑張って貯金をしていると、良く話を聞きます。
つまり、休暇の計画をかなり早めから立てています。
そして、有給休暇の消化予定プラン、家族間のスケジュール調整、仕事の調整、旅行貯金など、それにあわせて“こと”が進んでいきます。
ここで、重要なのは、まず「予定をたてる」、ということです。でないと、行動にうつせません。
1月になって、有給休暇がを新たに付与された会社も多いことでしょう。
やることは、3ステップです。
1.あなたの有給が何日あるか、を確認しましょう
2.その休暇を使って、あなたのための予定を立てましょう
3.休暇をとるための根回しをしましょう
せっかくもらったあなたの権利です、今年は、捨てることがないように、全部使ってみませんか?
