ロクナナ、タイロッドエンド&ブーツ交換 | 昼寝したら真夜中
2023-01-10 14:41:00

ロクナナ、タイロッドエンド&ブーツ交換

テーマ:空冷ビートル
タイプ1の足回りを少々やっています。

’67なのでボールジョイントです。数年前に上下ボールジョイントブーツは交換していたが、それでも左前輪に僅かなガタが出てきていた為点検すると外側のタイロッドエンドにスラスト方向の遊びが出ていました。
 
 
この際なので左側タイロッドを外す。スピンドル側はハンマーひったぱたきで何とかなりそうだが、ピットマンアーム部はプーラーが無いと厳しいかも。
なので 前回購入してきたプーラーを使用しました。内側エンドにもブーツ劣化がありましたので、対処すべくタイロッドごと取り外す必要が有った為です↓
経験上、見た目重視で最廉価ではないタイプをチョイスですよ。。
 
 
まずは詳細が明らかではなかったピットマンアーム側エンドの様子を確認。ブーツを剥いだ中身は予想以上にカピカピでした。
油分が洗い流されてしまったのでしょうか?
 
 
コレは取り外した古いブーツ。外側からはヒビ以外、割と大丈夫そうに見えたのですが
逆サイドに割れ、全体的に硬化が発生してました。見た目以上に内外共に劣化が進行していたという良い例。
 
 
幸いジョイント部にガタはまだ出ておらずなので、
最低限、掃除して。
 
 
パッカーとかは持っていないので新しいブーツにグリスをたっぷり入れて、溢れさせながら軸をグリグリ回してブーツを入れていきました。
溢れたグリスはキレイに拭き取る。リングは上手に再利用です。という自分は大きい方のリングを入れるのがいつも苦手。針金巻いときゃ良いとも言われているがグリスがチビ漏れしている物を見掛ける事が多いので手を抜けない所。
 
 
一方の懸案だった外側エンドは上記の見立て通り、揺すって分かる位のガタが出てしまっていたので潔く交換。
ロックナットは再利用不可なのでブーツだけ交換する際は要注意ですね。今回コチラはエンドごと交換なのでナットも付属。
 
 
車は’67ですがドロップスピンドル&ディスクへ変更した関係上、69以降用(ネジ径が少し太い)が使われていました。
右ハンドル車の外側は正ネジ(右ネジ)タイプです。
 
 
んで全て戻して取付。エンド交換時は前もってタイロッドからエンド中心まで長さを測ってから元通りになるよう作業するが、大体の場合サイスリは狂ってしまう。再調整は必要と思っていた方が良さそうですね。
ピットマン側の固定は割りピンが入るキャッスルナット、再利用という事で良いのかな。ステアリングダンパーのダブルナット固定は緩み防止でしょうか。現状で特に不具合感は無かったので今回ソコはスルーです。
 
 
あとついでに、この辺りを。。
まだ続きます。