1/72 デルタ2【 シグルリ MC72R 】完成 | ソリッドのブログ

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戦翼のシグルドリーヴァ
 MC72R 完成♪

下段 : アニメ設定画

MC72Rとは、
TVアニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」にて、神オーディンからの加護を授かることでベースとなる実在機を超える性能と特殊武装を付与された英霊機のうちの1機。プロペラ機がF15より速く飛びます。

知らん!

という方も多いかもしれないのでおせっかいでアニメ設定画と並べて貼っときます。


リヤビュー


ベース機体はイタリアのマッキ MC72。1930年代に実際に開催されていた水上機によるスピード競技シュナイダートロフィーに参戦するため開発されたレース専用機だが完成が遅れ出場叶わず。
しかし後に単独で速度計測飛行を行い、1934年に叩き出した世界最高速度記録は今もって破られず。イタリアの博物館にはその当時の実機が展示されてます。


▲マッキ MC72 (借もの画像)



サイドビュー

キット、アニメ、実機ではそれぞれに違いがありどこに正解があるのか分かりませんが機体のラインを変えたりなどの大掛かりな改修はせずに仕上げました。




液冷V12を串型配置で2基搭載したロングノーズがお気に入りポイント。

マーキングは全て自作です。




二重反転プロペラは後ハメした以外はキットのパーツをそのまま使用。





昔の複葉機などに見られる張り線を真鍮線を使い初めてやってみました。





クローズドキャノピーは自作。プラパイプからの削り出し。
フィッティングが甘くて浮いてますw




ピンクのプロペラ機なんて作るの最初で最後ではなかろうか。





MC72の全長は約9メートルなので思いのほか小振りな機体。飛燕やゼロ戦と同じくらい。




アニメのMC72Rは戦闘機ですがベース機体である実機のMC72はレーサー。クルマに例えるとF1マシンみたいなものなので機体だけでなくコクピットも小さめです。とはいえ自作キャノピーはちょっと小さくしすぎました。




製作記


作り始めたのは今年の1月。製作記事をちょこちょこマメに更新するタイプではないので完成したらまとめて記事にするパターン。けっこう長いので飽きたら飛ばしてくださいな^^




ベースキットはイタリアのデルタ2の1/72。かなり古いキットみたい。




一応インジェクションキットですがなかなかの難物。

主翼が垂れ下がっていたので上下パーツの間にピアノ線を挟んで矯正してますが僅かに上半角が付いてしまいました。



フロートは全面スムージング。



格子模様のトンネル状パーツはラジエーター。
表面冷却ではないシグルリMC72Rには必要ないディテールなので瞬接パテで全て埋めました。

ただしこのトンネルパーツ、組付け精度が低すぎてフロート表面が凸凹でスキマだらけになるので通常のMC72として作る場合はスクラッチレベルの修正作業が必要になると思われます。




胴体も組んで合わせ目消して仮組み。
全てのパーツ同士がパチピタではないのでスリ合わせが要求されます。

ラッキーにも二重反転プロペラはキットのものが使えそう。
キットのパーツがそのまま使える=ラッキー。そういうキットですw



コクピット周囲の成形。



ベース機には存在しない機首上面の武装ディテールを各種プラパイプの組み合わせで追加。



機体とフロートを繋ぐ支柱、キットのパーツは色々と変なのでプラ板で作り直し。



とりあえず仮組み。



スキマだらけだった主翼付け根は溶きパテで一体化しつつフィレット状に成形。



垂直尾翼は延長。水平尾翼もそれなりに手を入れてます。

主翼も尾翼も取り付け部分がガタガタなので手間かかります。



ラジエーターはプラ角パイプから成形。横幅5ミリくらい。



左右フロートは0.5ミリ径のピアノ線で接続。



一通りパーツが完成したので仮組み。


やっとカタチになった〜





キャノピー自作



キャノピーはΦ8ミリの透明プラパイプから切り出して成形。2分割構成でカット&接着。ペーパーがけすると表面が曇るけどお構いなしにペーパーがけ。



フィッティング〜



クリヤーUVレジンで透明感復活。

厚ぼったいのはご愛嬌。ちなみに、コクピット内など見えなくなる部分は作らなくてもいいと思ってるのでシートすら付けてませんw



クリヤーパーツ成形テスト


今回はどうやってキャノピー作ろうか、と考えた末にプラパイプからの削り出しを試してみることに。
ヤスリがけすると当然曇っちゃいますが表面をレジンコートすれば透明度が復活するのでは? と思い立ちテストしてみることに。



▲透明プラパイプをガリガリとヤスリで成形すると当然ながら不透明に。



▲そこへクリヤーUVレジン垂らして、



▲ヘラや筆で塗り広げてコーティングすると細かいヤスリ傷にレジンが入り込むことにより光の屈折が少なくなるので結果的に透明感が復活しました。


画像だとパーツに直接レジンを垂らしてますけど、リターダーで柔らかく溶いたUVレジンを塗装感覚で筆塗りしても薄くキレイにコーティングできます。

硬化後にレジン表面がベタつく場合はラッカークリヤーを塗れば良いです。


そもそもキャノピーは塩ビをヒートプレスするのが定石なんでしょうけど、なんか苦手なのでいつも回避してますw




塗装


塗装は缶スプレー。


サフったあとにホワイトを吹いてます。



ホワイトをマスキングして、



機首にオレンジ。

オレンジの缶スプが無かったので黄橙色で代用しその上からクリヤーオレンジで色味調整。




で、機体色。下面の薄いブルー吹いてからピンク。

上面はタミヤのピンク、下面はエアスペリオリティブルーで塗りたかったけど缶スプレーがないのでクレオス#115 RLM ライトブルーを吹きました。



細部も塗装。



キャノピー塗装はいつもの縦/横マスキング方式。



▲横向き、



▲縦向き、



▲残り部分と外周、



キャノピー塗装完了。

良く見るとガタガタしてるけど老眼連中には見えないしそもそも自分の肉眼でも分からないw




魚雷ミサイル


フロート横に付く魚雷のようなミサイルのような謎武器。


▲Φ6プラパイプを使って成形、パイプカッターでスジ彫りしてプラ板の翼を取り付け。



▲翼部分にハメ込むリング状パーツはプラパイプと同径のストローです。

ストローはミッチャクロンしてから接着&塗装。完成後に触んなきゃ大丈夫ですよ。



ハショりますがマスキング繰り返して塗装完了。



スタンド



▲透明プラ板にネオジム磁石と内径3ミリのプラパイプ接着し土台構築。



▲保持力アップのため更に土台を延長、機体内部にはあらかじめネオジム磁石を仕込んであります。



▲周囲をセロテープて囲ってUVレジンで固めます。



▲前側もUVレジン。

ちなみに、ヤスリで成形してからUVレジンで再コートしたので透明感復活してます。



転写シール自作


複雑なデザインのマーキングはとてもじゃないけど描けないしデカールを自作する手段も持ち合わせていないのでネット情報で得た転写シール自作法を試してみます。


▲まずはコンビニのカラーコピー機でネットプリントしたのが上の画像。予備含め微妙にサイズを変えて印刷しピッタリサイズを使います。



▲これぞ、というサイズに薄い両面テープをしっかり貼り付けます。



▲貼り付けた両面テープ部分を切り取って、



▲水に浸します。コピー用紙がしっかりと水を吸うまで半日や1日はかかると思います。



▲上が完全に水を吸ってマーキングが透けたコピー用紙。そして下のように指先で優しくコピー用紙をこすってボロボロ剥がしていきます。



▲上は元のまま。下がコピー用紙を剥がしきった状態。

コピー用紙を完全に剥がすとマーキングだけが両面テープに残ります。
レーザープリンターのインクが両面テープに残るからです。

⚠ここで注意点。模様のシールだから分かりづらいですがこの状態で模様のマークはコピー用紙とは左右反転しています。
コピー用紙に貼ったテープを裏返してるので左右反転するんです。

なのでコピー用紙にプリントする前にあらかじめ文字や模様のデータを左右反転させておく必要があります。

左右対称の文字や模様ならば反転させる必要は特にありません。



▲予備として2組み作りました。

ここでクリヤーのラッカーを吹いてシール表面をコートします。
両面テープのベタつきがやや残ってるのでそれを解消するためと、この後の工程でラッカーのコーティングが必要になるためです。



▲使いたい部分だけをカッターで切り離し。



▲カッターの刃先などで台紙から剥がします。薄い両面テープを使えばデカールには及ばないもののかなり薄いシールになります。

ただし、レーザープリンターでは白インクが無くシールにすると画像のように本来は白い部分が全て透明になってしまうので、


▲シールを貼る位置にあらかじめエナメルの白を塗っておきます。



▲テキトーで良いのでシールより大きめに塗っといて、


▲白の内側に収まるようシールを貼り付け。エナメルの白がそのままマーキングの白色になります。



▲羽根も同様に。


▲全てのシールを貼り付けて、



▲白がハミ出してる部分を綿棒にエナメル溶剤を浸けて拭き取り。
マーキングシールをラッカーでコートするもう一つの理由がこの工程です。

赤い数字のシールも別途作って貼り付けました。コピー用紙を転写すると白が透明になるのを逆手に取って文字だけ色が残り周囲は透明になるシールが作れます。



デカールを自作する手段やマーキングを手描きするテクニックがある方には不要な転写シール自作法ですが、両方持ち合わせていない自分なので今回試しにやってみたら思いのほか上手くできたので味を占めてまたやってみたいです^^
明らかに使えなさそうな古いデカールもコピーしてシールにできますからね。
両面テープの厚みがやや目立つかもですが、そこは何を優先するか人それぞれですかね。



塗装やスミ入れ、マーキングが終わったところで、


ようやくフロート合体!




元ネタがレーサーであり英霊機ということで汚しの類いは全くしません。



二重反転プロペラはキットパーツをバリ取りした程度。

今まで作ってきた飛行機ならもうこれで完成なんですけども、今回はもうひと仕事あります。

張り線を張るのは初めてですね。
とりあえずシャーペンの芯でピッタリな長さを現物合わせで計測。張り線の両端を貼り付ける部分はあらかじめ凹みを付けてあります。



計測したシャー芯と同じ長さに切り出したΦ0.5ミリの真鍮線に置き換えていきます。マッキーの赤で塗った真鍮線を接着剤で貼り付け。


全部で14本。昔の複葉機なんかはもっと多いんだろうな。

順風満帆にこなしてるように見えますがけっこう失敗もしてますのでご安心くださいw
というか、赤いシャー芯でもいいんじゃない?w とも考えましたが「真鍮線張りました!」って言う方が模型的にカッコイイので真鍮線張りました!



実機では長いワイヤーが機体を貫通して張り巡らされているみたいなんですが見た目だけ再現してます。


ワイヤーの太さもややオーバーサイズ。0.2〜0.3ミリ径の専用品も売ってるようですね。



実機では主翼上はワイヤーではなく板状のようですね。別に気にしませんけどw


張り線を全て貼り終え完成〜 と思いきや、アンテナ線すっかり忘れてました。



伸ばしランナーでアンテナ線。これでホントに完成です^^