今年に入ってからも立て続けに美少女✕ミリタリーSFアニメを一気見。
「蒼き鋼のアルペジオ」TV版 & 劇場版2作
「ガーリー・エアフォース」
そして「戦翼のシグルドリーヴァ」

戦翼のシグルドリーヴァ=略して「シグルリ」は2020年放送、もう5年前なのか。
アルペジオやガーリーを観ながらお舟やジェット機がちょっと作りたくなりつつも、シグルリを観たら作りたくなったのがコレ。

劇中設定で神から加護を与えられた英霊機 MC72R。
ベース機体はイタリアのマッキ社が製造した実在のエアレーサーマッキMC72。
マッキMC72は1913年から1931年まで開催されていた水上機の最高速度を競うエアレース「シュナイダー・トロフィー」に参戦するために作られたものの開発の遅れからレース参戦には間に合わず。しかし1934年にそれまでの全ての最高速度記録を更新し世界最速の称号を手に入れる。

シグルリでMC72Rと並んで登場する機体He100D-1。
元ネタとなった実在のハインケルHe100はマッキMC72が叩き出した速度記録を数年後に更新したドイツの試作機。
なお、レシプロ水上機としてはマッキMC72が現在もレコードホルダーなのだ。
MC72R(上)とベース機体MC72(下)との違い、
目立つところでは開放型キャノピーがカバー付きに変更。機体表面の金色部分が全てラジエターとなる表面冷却式から通常の外付けラジエターに変更。あとは武装追加くらい。
機体本体はほぼそのままなので模型として作る上で大掛かりな変更点は無いですね。
ところで、
そもそもマッキMC72のキットなんてあるのだろうか。
あるよ!

マッキMC72は好きな飛行機トップ3に入るのでかなり前にヤフオクで見つけて3Kくらいで落としていたキット。イタリアのデルタ2というメーカーで1/72。

古い海外製の簡易インジェクションキット。

組説は全てイタリア語。
とりあえず仮組みしてみた。

うむ、全体のフォルムやバランスは問題ナシ。

胴体がちょっと細いけどキットと絵とどちらが正しいかは分からない。
まあ許容範囲でしよう。

でもこのキット、仮組みするだけでほぼ全てのパーツを削ったりスリ合わせしてようやくカタチになりましたよ。
しかも実機の主翼は上半角ゼロなのにキットはちょっと下向きに反ってます。

フロートの接続も何だこりゃって感じ。
もちろんツルシのままじゃマトモに組めません。

ちなみに、「シュナイダー・トロフィー」や「水上機エアレース」と言やあ紅の豚。なので紅の豚ももちろん観ましたよ。
ポルコロッソことマルコが劇中で駆る赤い戦闘飛行艇サボイアS21は架空機ですけど元ネタがあるってのはご存知の方も多いと思います。
実在のサボイアS21はコレ↓

1921年のシュナイダー・トロフィー出場用に製作された純粋なエアレーサー。
マルコのサボイア同様、実機もクセが強い操縦性で搭乗するパイロットが病欠になっても代わりに操縦できるパイロットがおらずレース不参加でした。
でも複葉機だしマルコのサボイアとはあまり似てないよね。上側の羽根がなければ似てなくもないけどそれはちょっと無理がある。
ってことで、ホントの元ネタはこっちらしい↓

劇中ではR3C-0という戦闘機に改造したという設定の架空機。かなり元ネタの実機に似てますね。
ジーナの店でマルコがカーチスを指して「シュナイダー・カップで2年連続イタリア艇を下して優勝した云々」と言ってますが、元ネタとなった双方の機体M33とR3C-2は先述の通り実際に1925年のレースで勝負してカーチスが勝利してます。
紅の豚ではエンジン不調が原因で本気を出せないサボイアがカーチスに撃ち落とされエンジンまで換装する大改修を余儀なくされます。
劇中では新たに載せ替えるエンジンをフォルゴーレと呼んでますが実はコレ、まんまAS2なんだそうです。
つまり、アメリカのカーチスに遅れを取ったイタリア艇が新エンジンで優勝を奪い返さんとする史実のシュナイダー・トロフィーに沿うような流れを紅の豚でもさり気なく再現する構成になってるんですよね。
しかも紅の豚では飛行艇そのままでそこに最強エンジンを積むという拘りを貫いているのもロマンですね。
いやぁさすが、よく出来た作品だな〜と改めて感銘を受けてたところ、、、
そういえば何となく読んだことあるような記憶も蘇ってきたよw




















