近頃このマルシン製 戦士の銃の人気がジワジワと上昇しています。
私の中で…(笑)
昔々このマルシン戦士の銃を店頭で初めて見かけた時はこう思いました、「ダメだこりゃ...」
コルト・ピースメーカーそのまんまのボディ前後に戦士の銃っぽく見せる取って付けたようなパーツ。小ぶりなサイズ。「コスモドラグーン」と表記されるもよく見りゃ劇場版のそれとは似て非なるモノ、いや全然違う。どう見てもTV版デザイン。しかもTV版にすらなりきれてない。金属製で可動するにしたって決してお安くはない価格。豪華に見せたい木製ガンケース入りというのが余計に痛々しい。
いくら戦士の銃が好きでも欲しくてもダメだこりゃ...。
がしかし、趣味趣向や考え方は変わるものですね~。なぜだか最近コイツが気になって仕方がない、ボルトを引きたい、TV版っぽいデザインむしろ歓迎っ。
で、買っちゃいました~ ボルトをガチャガチャ引いちゃってます~ TV版のテーパード・バレル萌え~ニヤニヤ……こほん、いやまぁ概ね満足しております、悪くはないですよ、えぇ。
それでは冷静になって諸元を把握しましょうか。
まずベースとなったマルシン製ピースメーカーのモデルガンは昔よくあったミニサイズの生き残り。というより売れ残りでしょうね。
ディフォルメもされているようなので正確な縮尺を求めること自体が無意味ながら、シリンダーサイズ比では約70パーセントに縮小。ざっくり2/3スケールのピースメーカーがベース。
重さは490グラム。手にすると見た目よりもズッシリきます。もちろん本体はオール金属製、亜鉛合金に22金メッキ仕上げ。22KGP(=22カラット・ゴールド・プレート)の刻印がこれ見よがしに打ってあります。
長さは27センチ。もしも原寸大のピースメーカーのモデルガンをベースにすれば40センチになりますね。
でもこの形のままで1/1スケールだったら…ちょっとコワい(笑) でも見てみたい、ボルトも引いてみたい。
ハートフォード製コルト・ドラグーンのモデルガンをベースにしたコスモドラグーンなんてのも一つの理想形ですね。
あとですね、各部スミ入れしました。のっぺり感に対するささやかな抵抗です。
そしてグリップ。ドクロまでもが黒一色のプラ成形色ってのが安っぽかったので木目調にお手軽塗装してやりました。
茶色のラッカーをベタ塗りした上から薄めたエナメル黒を筆で適当にムラ塗り、仕上げにつや消しトップコート吹いてます。
ドクロ部分はガンメタ・ラッカーに薄めたエナメル黒、仕上げは銀SUN。
黒一色のグリップよりはマシになりました、悪くはないですよ、えぇ。
そもそも定価で諭吉っつぁんが2枚飛ぶんですから木グリとは言わないまでもちょっとひと工夫してあってもバチ当たんないんじゃないすかね。ドクロ部分だけでも銀や金に塗装しとくとか。いや私は全然安く入手したんでイイんですけどね。
ところで、もともとマルシン製 戦士の銃に好印象を持ち始め入手するまでに至ったキッカケ、それはある人の影響です。ドラ友でありブロ友でもあり…いや単にこう呼ばせていただきましょう...「友」と。コスモドラグーンとその立体モノにも造詣の深いその友にたまたま実物を見せてもらう機会があったのです。
マルシン製をナメてましたね。実物を握り、ボルトを引くまでは。
百聞は一見にしかず、百見は一握りにしかず。ファニーとすら思えるその姿にも戦士の銃としての存在感が宿っているではないですか。ズシッときてガシャっと引けばそれはもう戦士の銃以外の何者でもなかったのです。
さようなら、食わず嫌いの私。
そしてコチラ↓の画像はガレキのコスモドラグーン。
ジワジワ作ってます。市販品にブツブツ言うなら自分で作れよオレ! ってことで少なくとも自分自身じゃ文句言わなくて済むよう理想妄想を反映させるべくアレコレ作業中。
グリップ形状を詰めつつシリンダーセンター穴開けやフレーム改造、今じゃトリガー周りまで切り離してナニやっちゃってんの!?状態。
人それぞれ理想の戦士の銃が存在するならば、それを具現化したい。マルシンにはマルシンの良さがある。自分の理想は自分で作る。それが「オラドラ」。
コレが完成したら色んなコスモドラグーンを並べて見比べてみようっと。
→銀河鉄道999 ★ TV版 戦士の銃 徹底怪剖
──────コメント(13)─────
直耶
おはようございます
ああ、こんなのありましたねぇ
ガンダムのビームライフルやザクマシンガンのモデルガンが出てた時代ですよね
おいらもマルシンのコスモドラグーンはかなり小さかった記憶があります
あと、実在しない銃なのに金属製だから銃刀法のアレで金メッキなんですよね
当時納得いかなかった記憶が(笑)
2013/12/10(火) 午前 9:37
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ばいきんダディ
重厚感と味わいを感じますね。
やはり墨入れと着色が効いているのでしょうか。
やや小さめとの頃ですが、写真単独でみるとどっしりとしたシルエットに思えます。
シリンダー前部が分厚いような・・・。
シャープなハーロックやエメラルダスが持つより、武骨なアンタレスが握った方が似合うような雰囲気です!(^^)!
2013/12/10(火) 午前 9:37
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顔アイコンカムロ
うわぁぁぁぁぁぁwww
って、意外では無いですw
眼の奥に宿る気配がぜってー買うなこりゃwって思ってました。
良いですね!ウッド調でずいぶんスケール感が上がりますね^^
この形でも黒くしたらOUTなのかなぁ・・・小さいし~
そして俺だけ持ってないのは由々しき事態・・・・
ネット放浪の旅が始まります。
2013/12/10(火) 午前 9:49
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顔アイコンカムロ
戻ってまいりました(`・ω・´)ゞ
たぁけぇぇぇぇぇ~(´;ω;`)
なるほど一諭吉はもぉ無いですね。いいタイミングだったようで^^
黒金コンビの廉価モデルも無いし当時物は更に高そうです。
銀・金ときて俺はコンビだなと思ったら敷居が高くなりました。
2013/12/10(火) 午後 4:52
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顔アイコンEFINK
おおう、ついに行きましたか!しかもゴールド!
おめでとうございます!
しかし木グリ調になると全然雰囲気違いますね!
しかもウォッシングと相まってかなりいい雰囲気に!
これは私もやろうか・・と思いましたが、
それよりも俺TV版を作る方が先だと思ったのでやめておきます(笑)。
2013/12/10(火) 午後 11:10
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ソリッド
直耶さん、マルシンじゃ他にもザブングルのマシンガンなんてのもありましたが、どれも大人の手には小振りなのがちょっと残念でしたね。かといって1/1スケールじゃ困りますけど(笑)
マルシン戦士の銃も黒系カラーの初期モノではバレルがプラだったようですが、フルメタルになると同時に金と銀の2種類になったようですね。
ただ、それでも銃刀法では銀色も完全にアウトなので現在の金と銀は単なるテコ入れラインナップじゃないのかな? と想像してます
…というより、納得できない部分は色に留まりませんが(笑)
2013/12/11(水) 午前 6:47
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ソリッド
ダディさん、グリップサイズからしてかなり小さいですよ。グリップをキチンと握ったままでボルトを引くのは難易度高いです(笑)
シリンダー前の部分が厚く見えるのは元々のベースとなったモデルガンを覆うようにバレルのパーツを被せてるからでしょうね。実際そこだけブ厚いです。
確かに武骨で泥臭いアンタレスとかに似合いそうですね(笑) こういうタイプのコスモガンもある…という見方をすればこれはこれで魅力的です、よね?(笑)
2013/12/11(水) 午前 6:48
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ソリッド
禿零さん、「ぜってー買うなこりゃ」…ってバレバレでしたか~(笑)
そんなに物欲しそうな眼してました? …してたんでしょうね、やはり(笑)
今じゃ某オクでもけっこう高いんですよね~、色による人気の差は無いみたいですが諭吉っつぁん越えもザラのようで...
虎視眈々と機会をうかがって今回運良くゲット、諭吉越えは免れました
色は黒でもokな気もしますけどねぇ、先にも触れましたが黒がダメなら白/黄(金)以外である銀も例外なく完全に同罪ですし。
逆に銀がokなら黒もokという理屈になっちゃいますね。まぁ黒系をやめたのは自主規制的配慮もあるのかもしれませんけど。
虎視眈々と狙ってればチャンスはあると思いますよ めざせっ黒/金ゲット
2013/12/11(水) 午前 6:50
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ソリッド
EFINKさん、ゲットしちゃいましたよ、おかげサマで(笑) ありがとうございます
ホントは第一希望シルバーだったんですけど、ゴールドも落ち着いた色合いでなかなかどうしてイイ感じですよ
グリップなどはお手軽塗装なので、正味作業時間は大してかかってません EFINKさんなら仕事の合間にスイ~ツ食らいながらチョイチョイっと出来ちゃいますよ。
いっそのこと1/1マルシン・レプリカなTV版に路線変更っていうのは...(笑)
2013/12/11(水) 午前 6:52
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アバターZAKI
おお~。見慣れた感じとかなり違うと思ったら、さっそく手を加えられていたのですね。
コレはかなりイイ感じになっていますよ!素直にカッコイイっす!
合金製のドラグーンは、やっぱり男のロマンですよね。
うむうむ490グラムですか、けっこうズッシリきそうです。
サイズが小さいのは残念ですが、当時は子供に合わせたサイズってことだったんでしょうかね。
しかし、こういう、昔はたいして気にしてなかったのに、急に現在になって欲しくなっちゃうモノの存在って、けっこうありますよね。
時が経って気持ちが熟成された上での入手は、喜びもひとしおなのではないでしょうか。
自分は、今、昔持ってたんだけど手放しちゃった、ポピー製のスタートレイン9台セットが気になってしょうがないです。
2013/12/15(日) 午後 2:29
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ソリッド
ZAKIさん、ありがとうございます
実は本体をTVアニメ版カラーに塗っちまえ、とも考えていたんですけど思いとどまっています。今のところ
おっしゃるように昔は気にも留めない存在でした。いやむしろ嫌悪感さえあったのに、何の因果か今じゃマルシンの虜(笑)
子供向けサイズで子供騙しなデザイン、反して値段は大人向け。こんなの買うのはどこのどいつだい? 私だよ(古っ)
サイズ/スタイル/ウェイト(材質)/ギミックの全てを兼ね備えたオールインワンのコスモドラグーン・トイが存在しない現在、色々なドラグーンを見て触るうちにギミックの部分を補完するにはコイツが唯一の存在であることに改めて気付いてしまった次第です。
490グラムの重量も、見た目の予想に対する相対的な感覚として充分に「重いっ」と感じられます。バレル部分は亜鉛合金のムクですし。
スタートレイン9台セット、ZAKIさんの松本零士展示コーナーに代わる代わる並べてみたらアクセントにもなってイイですね。1月1日の111展示に始まり9月9日から年末まで999、毎年大晦日に999は旅立ってゆく…(笑) ぜひっ
2013/12/15(日) 午後 6:55
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顔アイコン透明海のヌルーバ
HWS版より遡ること三十余年、「フル可動戦士の銃」の先駆けでしたね、マルシン版ドラグーン
当時、近所の床屋に置いてあった少年キングの裏表紙広告で発売を知り、その姿にガッカリしたものです。
せめてノンフルートシリンダーにして、とか…
が、こちらの写真を見るにつけ、結構悪くない感じがしてきました。特にTV版独自のバレル基部やハイダーの再現がいい感じですね。しかも金属モデル!
もともとマルシンの金属SAAはバットマスターソンやパットン将軍モデルなどでかなり定評があるし、ジュニアではなくフルサイズで作ってくれたら結構な名銃になれたんじゃないでしょうかね、売れたかどうかは別として
そういえば、トリガーガードがスクエアでない戦士の銃はTV版だけですが、あんがい最初からSAAベースの商品化を考慮してのデザインだったのでしょうかね。
唐突ですが、1/1サイズフル可動TV版戦士の銃の作り方を閃きました。
・ベースはHWS版戦士の銃
・これに同じHWSのコルトドラグーン3rd用ラウンドトリガーガードを付ける。
・ローディングレバーとレバー受けを取り去る。
いかがでしょう
2018/11/19(月) 午後 10:36
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ソリッド
透明海のヌルーバさん
戦士の銃になりそこないの中途半端なスタイリングも 今じゃ「こういう形のコスモガン」として受け止められる心の余裕ができましたw
HWSが発売された今もフル可動金属モデルはマルシンだけ。惜しむらくはそのサイズ、というのは同感です。
バットマスターソンも持ってますが、最新の樹脂製リボルバー・モデルガンのカッチリ感をもってしても金属モデルガンならではの金属音を伴った硬質な作動感には遠く及ばないと感じています。
そう思うとマルシン戦士の銃がフルサイズでなかったのがホントに残念でなりませんね~
HWS改造のフル可動TV版戦士の銃、良いですね🎵
極論 可動メカニズムだけそのまま利用しボディは大胆にTV版スタイルに造形してしまいましょうw
2018/11/21(水) 午前 8:18