海外は雄大だが日本は箱庭的だと自虐的に表現されていた ふた昔前のバイク・ツーリング世界。そんな箱庭の更に絞った地域である南関東だけで東西南北を楽しんできた当ツーリングイベント「風まかせ」。
下町や歓楽街は行き付けにしたら数kmどころか数百mという狭い区域で何年も通えるんだから、日帰りツーリングで手頃な150km圏だったら尚更 味わい尽くせるものではない。
さ、今日も今日とて地図を開きますよと。今回は何年も前にチェックしながら未踏なままの山へ向かうことにした。
RFくんは出発間際に滑り込みセーフ!
この時期は桜エビだね。あぁ、沁み入るー。
腹ごしらえを済ませたら山登り。麓からバイクで せいぜい10分走らせて ほんの1~2分歩けば、360度全周が見渡せる頂上。
世界遺産が遠くから顔を覗かせていた。
この展望台には売店も自販機もない。麓で缶珈琲でも買ってくりゃ良かったよ。
さあ、進路を取って返そうか。流れのいい下道をしばらく走った。
辿り着いたのは欧州の古き良き自動車文化を愛でるカフェ。骨董的味わいのある自動車関連広告や小物が店内のそこかしこで慎ましく、しかし誇らしげに飾られている心地よい空間だ。ミシュランマンって昔は葉巻を くゆらせる姿で広告に載ってたんだねぇ。
欧州で育まれた自動車文化が地球の裏側で香り高く漂っている。敷地内に鎮座しているレストア待ちと思しき車体すら その妙なる空気作りに ひと役かっていた。
少しずつ傾いていく時計。名残を惜しみながら我らは家路へとついたのでした




