最近マイナポイントのキャンペーンもあり、TVなどでマイナンバーのキャラクター『マイナちゃん』を見かける機会が増えているように思う。
この子ですね。
ちなみにこのうさぎさんは妖精で、"一人に一つ"という意味で1が体に埋め込まれているのだそう。
ずっと昔から日本に住んでいたシロウサギの妖精のマイナちゃん。
マイナンバーが導入されることを知り、マイナンバーのPRキャラクターを買って出てくれました。 全国を行脚してご当地キャラクターと共演するなど、マイナンバーのPR活動をしています。
目や耳が「1」なのは、マイナンバーが「1人に1つ」であることを示しています。 また、手に「1」を持つことで、マイナンバーを大切にしていただきたいという願いをこめています。
内閣府webページより
このマイナちゃん、見かけるたびに思い出すキャラがいる。
冒頭に貼り付けた、『11桁うさぎ』だ。
多分40代以上の方は、"あぁ!そんなこともあったね"と思い、それ未満の方は"なにそれ美味しいの?"って感じだと思う。
ときは1998年(僕は高3で携帯電話を持った年だった)。
その頃、携帯電話の番号は、『010』、『020』、『030』、『040』、『080』、『090』で始まる10桁だった。
(ちなみにいまIP電話の番号として使われている『050』は、当時PHS用の番号として使われていた。)
でも10桁のままだと、この先の携帯電話普及時に番号が枯渇する!!ということで、桁数が増やされることになったんだよね。
具体的には、例えば、
030-***-**** って番号は、11桁化されると
090-3***-**** のように強制的に番号変換しますよってルールに。
大きな変更なので、このうさぎが現れ、当時ちょいちょい出ていたバンド・ホフディランの声で 『11桁ぁ~♪』 と連呼するCMがたくさん流されていた。
Youtube検索したら出てきた。さすが笑
当時、みんなが携帯電話を持つ時代は来るんだろうなと思ったけど、スマートフォンなるものをみんなが持つことは全く想像できなかったな。
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20年ほど時が流れて2020年。
今度は人が持つ携帯電話番号は枯渇せずになんとかなってるみたいだけど(080も追加されたし)、今度は機械同士の通信用(M2M: Machine to Machine)の急増に向けて、番号が足りなくなりそうとのこと。
小さなセンサーなどがどんどんネットワークに繋がり(IoT)、インフラがIT化されていく時代だと、まぁそうなるよね。と。
数年前からM2M専用に020を数年前に割り当てているけど、それでも急増しそうだから対策を検討している最中なのだそう。
“資料5-4 IoT時代の電気通信番号に関する研究会報告書(案)”(IoT時代の電気通信番号に関する研究会)
こうやって、一般人の知らないところで、いろんな技術インフラは進化していくのでした。
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・・・うさぎのことを伝えたかっただけなのに、随分話題がそれてたのでこれにて終了/笑