三谷幸喜氏脚本の「清州会議」見ました
楽しい映画でした
前日に去年の作品「ステキな金縛り」が地上波でオンエアされていましたよね。
映画も行ったのですが、再び見てしまいました。
そして、その翌日 夫の母と共に映画鑑賞に♪
夫ママも 普段は夫パパの入院先と自分の乳癌の治療で病院と自宅の間を行き来するぐらいで、日々あまり楽しみがない様子なので、たまには楽しいことをしてもバチは当たらないだろう・・・と
行ってみてびっくり
ほとんど満席 ちょうど雨も降っていて映画も混みそうだ・・・とは想像できたのですがシネコンの座席が最前列or前から3列目右ふち しか空いていなかった
たった2席でですよ~
まさに恐るべし 三谷映画・・・というべきでしょうか
土砂降りの雨→駐車場大混みで映画館から一番遠いスペースに駐車→座席ギリギリ確保などの数々の試練を乗り越え、いよいよ映画スタート。
日本史ファンにはおなじみの清州会議。
織田信長と言えば、桶狭間の戦いで今川義元を破ってからついに天下人になった人です。楽市楽座など新しい経済システムも作り、海外交易も行う広い視野を持つ日本のリーダーだった人です。
ご存じ(?)本能寺の変で家臣明智光秀の謀反に遭いこの世から姿を消したのですが、舞台はその織田信長の跡目を誰が継ぐのかを決める清州会議です。
詳しくは映画を実際に見ていただいたほうが面白いと思うのでネタは伏せておきます
見どころは、やはりひとくせもふたくせもある登場人物の人物観察というか心理描写というか・・・ 下剋上の時代設定なのに、切った張ったの大立ち回りなしで あくまで清州会議という話し合いひとつにテーマを絞り1つの映画に仕立ててしまうあたりでしょうか?
細かいところに笑いがちりばめられていて、おもしろかったですよ。
さすが前評判が高い映画ですが、お互いの腹をさぐる心理戦、台詞回しなんかはさすがだな~と思いました。
私たち現代人は結果がどうなったのか知っているわけですが、切り取り方でいろいろな側面から歴史を見ることができると思いました。
それに、歴史上の人物なのに、結構こんな人いそう(笑)というぐらい親しみやすくて生き生きしていました。
かっこいいヒーローではなくてちょっとずっこけた人がいっぱいの映画。
実はANNEは佐藤浩市さんがひそかに好きなんですが(かっこいいけどちょっとずっこけた雰囲気も持っているでしょ?)彼も映画の中では ぬらりくら~りとか優柔不断といったキャラ設定になっていたし、役所広司さんも相当なキャラでした
大泉洋さんもご存じのとおりのキャラがそのまま映画にも生かされている感じでした。
三谷映画はコメディなので、見ていて明るくなるのがいいなぁと思いますよね
三谷映画が好きで、歴史はキライという人はこの映画を見ると歴史もひとつのドラマに見えてきて面白くなるのではないかと思いますよ。
歴史ではなく、一つの企業の後任人事をめぐる抗争ドラマにも見えちゃいます。
実際この清州会議以降 また歴史は動きます。
日本人としてざっくりとでも知っておくべき安土桃山~江戸時代の流れがこの作品で少しわかるかも・・・
これから見ようと思っているなら、ぜひ楽しんできてください♪