急に腹痛が来る時がある。


例えば、電車に乗っているとき。新快速などに乗っていると次のアクションに悩む。

知っている駅まで乗ってトイレに行くほうがいいのか、それとも途中駅で下車をしてトイレに行くほうがいいのか、頑張ってトイレがある車両に行ったほうがいいのか。

知っている駅まで出口はもつのか、途中駅で下車してもトイレが見つからなかった場合、それはそれで悲劇が起こる可能性がある。トイレがある車両への移動も揺れに耐えながら端の車両まで移動するのはそれなりのリスクである。


突然、人生の選択が目白押しである。

他にもガスを抜いたら少し楽になるのか、それともガスを抜いたら爆発してしまうのか。

このあたりもかなりの賭けである。

 

腹痛とは人生の選択が一気に押し寄せる非常に怖い事象である。

そして、選択を間違えると人間の尊厳が失われるリスクもある。

 

先日その恐ろしい選択に迫られたことがあった。

人間の尊厳は守られたが、非常に危険な状態であった。

はじめは立っていたが、幸いにも2人がけの座席が空いたため、座っていた。

車内は比較的混雑していたものの、多少の空席がある状態だった。私が座った席の横も次の駅で空席となった。

しかし、その後空席だと思って近づいて来たと思しき人たちが私の存在を確認すると軒並み通り過ぎていくのである。横に座ってくる人はいなかった。

私は異臭でも放ってるのかと心配になったが、冷静に考えれば青白い顔をして、ややくの字の姿勢で座っている人の横には座りたくないか。


万が一爆発してしまったら本当にどうしようかと思いながら、今回は最寄り駅まで我慢した。

途中何回も危機はあったが、なんとか尊厳は保たれた。

 

突然の耐えがたい腹痛にみんなどう対処しているのだろうか。

そもそも電車で爆発してしまったら、どうなるのだろうか。

腹痛とはこの世で怖いものの一つである。