体のどこかに痛みがある時、意識は痛みにフォーカスする。
そうするとその感覚から思考が発生する。
痛みの場合不快なので、そこから出る思考も当然不快なものとなりがち。
‘’Energy flows where attention goes‘’
エネルギーは意識を当てた先に流れる
と言う言葉があるが、意識がエネルギーの向かう先を決定づけるのだとしたら、逆にこの性質を使うこともできるわけだ。
話を痛みに戻すと、
痛みというのは、体感覚なので五感の別の感覚にフォーカスを向かわせるということ。
アロマの良い香り(嗅覚)、お風呂に入って温まってホッとする(触覚?)、コーヒーを飲む(味覚)、リラックスできる音楽(聴覚)など、気持ちの良さを感じるものの中に身を置くことで痛みにフォーカスしていた意識がまず分散される。
そしてその気持ちの良い感覚に意識のフォーカスをシフトさせていく。
痛みがぱっと消えるわけではないが、不快のフォーカスを外しながら快を拾う練習をしていくことで、日常の中に心地よさの感覚をもっと見出していくことができるようになる。
心地よさ感度を磨いていこう。