この浜辺から眺める
この景色は
100年前の
あなたが見てたものと
きっと同じ
海も島も
そして空も
鳶がくるくるまわるのも
波の飛沫が
風に溶けた潮の匂いも
きっと同じ
100年前の
あなたに会いたくて
私はこの浜辺で
ずっとあなたの詩を読んでる
言葉の中に優しさを思う
あなたの詩を
この景色を
ありのままに受けとめれば
ただ生かされている
弱い自分
そんな感覚さえ
ふと思う静かなさざ波
少しあなたに会えた
そんな気がした
貝殻を拾ってポケットに入れる
波の飛沫が
さらに風に溶けて
潮の匂いになる
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240629/15/solakara7/c7/b4/j/o0607108015457270176.jpg?caw=800)