災害即応パートナーズ 事務局スタッフ・ブログ -4ページ目

週末の大雨

今週末は東京でも大雨になりました。

岩手・宮城内陸地震で被災した地域でも大雨となり、
堰き止め湖の決壊の危険性などがニュースでも
報道されていました。また、雨による土砂災害の懸念により、
行方不明者の捜索も打ち切られたとも報道されました。

一週間前に訪れた本寺小学校には、
孤立集落からヘリコプターで避難してきた方々が
いらっしゃいました。避難されていた方々が、
堰き止め湖によって家屋が被害を受けるのではないか、
田んぼや牛などが心配だ、と語っていらっしゃったのを
思い出します。

今回は、自治体や地元の方々での対応が可能で、
外部からの支援要請がなかったことから、
災害即応パートナーズとしての協働支援事業は
実施しないこととなりました。
(災害即応パートナーズの調査隊の報告は、
7月1日に公開されるホームページ上で行います。)

しかしながら、今でも被災者の方が多くいらっしゃること、
自治体や地元の組織、ボランティアの方々が
今でも支援活動に取り組まれていること、
また今後もニーズは長期的に存在することを念頭に、
関係者からの情報収集を継続します。

5月2日~3日にはミャンマーのサイクロン・ナルギス、
5月12日の中国四川大地震、
6月14日の岩手・宮城内陸地震、
と、今年は多くの災害が発生しています。
災害即応パートナーズは4月24日に発足したばかりの団体ですが、
より一層、災害時の支援に関する連携・活動に励まなければ
ならないことを思い知らされます。

岩手・宮城内陸地震 発生から一日

今回の震災で、お亡くなりになった方へ心よりご冥福をお祈りするとともに

負傷された方の一日も早い回復、

まだ行方不明の方のできるだけ早い救出、

発災から継続して救援活動を行っている、

警察・消防・自衛隊・その他の皆さんの

安全を心より願っております。


災害即応パートナーズの調査隊は、

本日朝、一関市を出発したあと、栗原市にて調査を行い

現在、事務所のある東京にむかっています。


調査の結果は、またあらためて、このブログにて。

2008年6月14日 岩手・宮城内陸地震 調査チーム報告

今朝08:43頃に発生した岩手・宮城内陸地震を受けて、
災害即応パートナーズは調査チームの派遣を決定しました。
調査チームのメンバーは13:30頃、東京都港区を岩手・宮城県に 向けて出発しました。
道中、ニュースや関係者から主に震度6強が観測された 栗原市や奥州市に関する情報収集を行いました。栗原市 や奥州市における被害状況も想定したよりも限定しているとの 情報を受け、情報が限られていた一関市に向かいました。
18:30頃には一関市に到着し、一関市役所の災害対策本部に 向かいました。
一関市中心部は特に地震による被害は見られず、 一関市における被害も、山間部にとどまっているようです。
また、家屋の倒壊などの被害はほとんどみられないようです。 災害対策本部を訪れた際には、土砂崩れや橋の崩落により、 通行が不能となった区間で孤立した観光バスや車両に乗った 観光客の救出にあたっていました。
また、市内には避難所は現在1か所開設されているが、
道路で孤立し、救出された観光客の一時的な避難所として
使用されているとのことでした。
被害が限定的であることから、現在一関市でのボランティア・センター などの開設の予定はないとのことでした。
ニュースや、各市の災害対策本部、現地入りした関係者などから 情報収集をした結果、岩手・宮城内陸地震による被害は山間部に 集中しており、市街地などの人口密集地での被害はほとんど 報告されていないようです。

今回は、被災地が点在していること、現段階で必要とされている 被災者支援の規模から判断し、災害即応パートナーズとしての 協働新事業は行わない方向で検討しております。
調査チームは今夜一関市で一泊し、明日はさらなる関係者からの 情報収集を行う予定です。

災害即応パートナーズ調査チーム(先遣隊)メンバー決定

今朝発生した岩手・宮城内陸地震による現地の被害状況を
調査するための災害即応パートナーズの
調査チームのメンバーが決定しました。

以下の3名が、東京を出発し、岩手・宮城に向かう予定です:

・ 渡辺 日出夫(わたなべ ひでお) NPO法人 ADRA Japan
・ 松田 憲 (まつだ けん) NPO法人 ピースウィンズ・ジャパン
・ 平井 礼子(ひらい れいこ) 災害即応パートナーズ事務局

以上

現地に調査チーム(先遣隊)派遣決定

今朝発生した、岩手・宮城内陸地震の
現地の被害状況に関する情報収集のため、
災害即応パートナーズとして調査チーム(先遣隊)を
派遣することを決定しました。

12:20分現在、派遣準備中です。