ジョコビッチの生まれ変わる食事 〜あなたの人生を激変させる14日間プログラム〜 | おっ!この本!

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私共NBS日本速読教育連盟の講師、スタッフ、そして受講生のみなさんでつくっていく、本の紹介ブログです!(毎週金曜日・定期更新)みなさんのコミュニケーションの場としてもご活用ください!


あなたの、頭と身体の動きを密かに「鈍らせているもの」の正体が、
食べ物だったら、どうします?

自分に合わない食べ物を知ったことで、
ノバク・ジョコビッチは世界のトップアスリートになりました。

世界ランキング1位に君臨するノバク・ジョコビッチのテニスは、
「人って、こんなことができるものなの?!」という驚きを感じる
プレーが必ず出てくるので、観ていてとてもワクワクします。

私は、錦織圭選手が世界ランキング5位になった2014年頃から
特に増えてきた、テニスの試合の放映をよく見るようになりましたが、
錦織選手以外のプレーで観たいと思う選手がジョコビッチなのです。

私は、ジョコビッチが王者として君臨し続けている、
現在の姿しか知りません。

が、それはジョコビッチの「変身後」の姿でした。

以前のジョコビッチは、
コツコツと地道な非常に厳しいトレーニングを積み重ね、
技術的には、当時のトップ選手と互角に戦える実力を持っていた
にもかかわらず、突如として原因不明の体調不良が起こり、
大事な試合の肝心なところで、
身体が思うように動かなくなり、
頭には、もやがかかったようになるという状態を
繰り返していたのだそうです。

それが、ある時、彼の試合を見ていた医者が
「食べ物アレルギー」によって起きている症状だ、と
気付いて教えてくれたのです。

特に繊細で敏捷な感覚が必要なプロのスポーツ選手にとっては、
たとえわずかであったとしても反応の鈍さは致命的です。

それが、自分が耐性を持たない(自分の身体に合っていない)食べ物を
食べ続けているからだと言われたら、驚くでしょう。

そして諸々の検査の結果、その医者の洞察どおり、
ジョコビッチは、グルテン不耐症だと判明したのです。

小麦粉を練るとグルテンになります。


セルビア人のジョコビッチは、
両親がピザ屋を営んでいて、パンかピザが主食で育っていたので、
主食が体調不良を引き起こしていた、ということなのです。


 食の大切さを身にしみて感じたジョコビッチは、
年間
11 ヶ月にわたって世界各国で行われている試合に参戦するにあたり、
キッチン付きのホテルに泊まり自炊をしているのだそうです。

現在は小麦粉だけでなく、砂糖、乳製品なども取らない生活を
送っています。


その他、いろんな食べ物について
彼が向き合っている取り組みがとても詳しく書いてあるので、
ぜひ、皆さんにも読んでみてほしいです。

ジョコビッチの生い立ちからざっと触れる事ができるので、
世界ランキング1位にまで駆け上がる人が、
どのような努力をし、何を考えて日々過ごしているのか、
そうした観点からも、とても教わる事の多い本です。

以前、錦織圭選手が「あこがれの選手は、ジョコビッチ」と
発言をしていたなぁと思いながら何気なく本書を手に取りましたが、
読んで良かったと思う衝撃の内容でした。

 

 

 

宮川千慧