このまま順調に毎日更新したら、あと5日でシリーズ完結します!

ロン・ドゥ・ジャンブ・アテールです。ご覧ください!



松田優作さんが出てきますから、音量注意して下さいね(笑)


実は劇団ひまわり時代に「野獣死すべし」という映画に出ていて。

猿島ロケで朝早くに横須賀の旅館から船に乗ったり、その間、なんと松田優作さんと一緒。

「ロケもたねえから、ちゃんと食えよ!」

とか励まされ…

その松田優作さんの

「なんじゃこりゃあ?」のモノマネです(笑)

劇団ひまわり。男がバレエを習っていると言うだけでいじめられていたので

「俳優になるためにバレエも習っている」

とか言う風にカムフラージュするための子役生活でした。

今となればバレエで表現するプラスになっているので、無駄ではなかったと思います!

「人種差別」

について、今、なにかと騒がれていますが…

私の場合は幼稚園の頃からずっと差別を受けていましたし、今でも

「バレエなんて、女のやるもの」

と言う風潮があります。

大勢の女性のなかに、男性が飛び込んでいかなくてはいけない恐怖みたいなものは、なかなか理解してもらえないでしょうし、男の子がバレエを習うためには、先生たちには

「男の子は内心、とても不安なんだ」

と言うことは理解してもらいたい部分です。

私の

「左右木」

と言う名前にしてもそうですが

この名前のせいで、どれだけいじめられたか…

「人と違う」「少数派」

それだけで人生が変わるわけです。同じ人間なのに…

幸い、私はそれを乗り越えられましたが、人種差別(に限らず、あらゆる差別)に傷ついている人たちは山ほどいます。

人には各々大事にしているものがあり…

どのような職業ですら、趣味ですら、それを否定する権利は、本来なら誰にも無いにも関わらず…

なにか自分と違う価値観を持つ人間にたいして、人は平気で攻撃していきます。

世の中がいつまでも平和にならない…

それは昨日のブログにも書いたとおり

「四つん這いで掃除なんて、虐待!」

と言うのと同じで、なぜ人々が違う価値観のもと、生活習慣で暮らすか、というバックグラウンドを知ることなく、うわべの行為だけで判断する人が増えているから、だと思うのです。

「なぜ、その人は、そのような経緯に至るのか」

と言うところまで掘り下げて考えることと

「なぜ、テクニックが上達しないのか」

と言うところまで掘り下げていくことは、似ていると思います。

もともと3月に開催予定だったart ballet intensiveがコロナで中止になったことがキッカケで始めたYouTube。

センターレッスンではなく、ひたすらバーレッスンをテーマに撮影していて、編集していて、感じたことは…

「やはり基礎を徹底的に知るべき」

と言うことを改めて感じました。

結果ではなく、過程が大事。

その積み重ねを指導することが、私がやるべき事なのだな、と感じます。

左右木健一