世の中はサッカーのワールドカップに湧いて
いる最中ですが、そんな中ひっそりと
男子ソフトボールの世界選手権もニュージー
ランドで開催されていました。
前回準優勝で今回は過去最高の世界ランキング
を引っ提げて、今回は優勝をと期待されて参加
したジャパンチームでしたが、7位という成績
で終わってしまいました。
予選リーグでの戦いが思うようにいかず、順位
決定戦では全勝と踏ん張ったものの、期待を
裏切る7位という結果でした。
前回大会と南アフリカ大会のように上位に残る
ためには、予選リーグを首位くらいで突破しな
いと、後の試合でアドバンテージを受けること
が少ないので、日本としては苦しい闘いになっ
てしまいます。
Youtubeのハイライトでしか試合の様子
を見ていませんが、上位に入った国のパワー
ピッチャーに対して非力であることは否めませ
ん。
まあこれは今に始まったことではないので、
日本はピッチャーを中心とした守りで頑張っ
て、スピードを武器に得点を何とか上げると
いう戦い方をするしかないんですが、負けた
試合では日本の守りにミスが目立ち、打線も
あまり工夫が見られないという典型的な負け
試合の様相でした。
日本は7位くらいになることはそう想定外な
ことではないんです。南米やヨーロッパ(
特にチェコ)の国がレベルアップしてますし、
一旦日本のコンディションやモチベーション
が下がると、これくらいが定位置だと言って
もおかしくない実力かもしれません。
ちょっと慢心していたところがあったのかも
しれませんね。帰国してから日本ソフトボー
ル協会や今回の指導陣はきちんと精査する
必要があるんじゃないでしょうか。
そんなことよりもっと驚いたのが開催国
ニュージーランドの低迷です。ランキングを
見ていると今回の8位とう成績はおかしく
ないんですが、ずっと以前からのニュージー
ランドの強さを知っている私たちにとっては
とても信じられない低迷ぶりです。
日本との順位決定戦を見てみてもピッチャー
のレベルも低いですし、バッターもそんなに
パワーを感じませんでした。
ニュージーランドには野球がなくて、国内で
ソフトボールは3番目の人気スポーツだった
はずなんですが、何か変わったんでしょうか?
優勝はカナダ、準優勝がアルゼンチン、3位が
アメリカでした。
決勝戦はカナダの完勝でしたが、やはりここ
まで残った選手たちはパワー豊かで日本人と
は違ったソフトボールをやっていました。
パワーでは抵抗できない日本チームが、この
外国勢と対等以上に戦うためにどうすればい
いのか、もっと日本ソフトボール協会全体で
考える必要があると感じた世界選手権でした。