先日まで春野球場で
「野球の侍ジャパン女子代表」
の世界大会に向けた強化合宿が行われて
いました。
そのチームを率いる大倉監督のインタビ
ューが高知新聞に掲載されていて、男の
監督が女子チームを率いるこつについて
話されていました。
大野監督は駒澤大学から日本鋼管で捕手
として活躍をされ、同チームのコーチを
された後、女子の日本代表のコーチを経
て、監督に就任されています。
男子の世界から女子の世界に入ってとま
どったことや、その指導法の違いなどに
ついてのお話しでした。
最初は驚きだったそうです。
「何だこいつら。」
「何回言えば分かるの。」
男子に通用する言葉を全く理解しない。
そこで言葉が強くなると、彼女たちが
指導者に対して抱く印象が、
「怖い」
「分からない」
「難しい」
になること。
それは彼女たちの問題だけでなく、伝え
られない自分の問題でもあると考え、よ
り具体的な言葉で、より細かく伝えるよ
うにしたそうです。
さらに、女子は「見て」「聞いて」を欲
する傾向が男子と比べて強いそうで、ど
う見られているんだろうという不安があ
って、そのために男子より3つ、4つ多
く言葉を掛け、そのタイミングも増やし
たそうです。
「こう考えたらいい。」
「こう準備したらいい。」
「思いきれ。」
「失敗はいい。」
と安心もさせたそうです。
女子への指導は小中学生への指導に似て
いるそうで、選手の特徴、性格を把握し、
細かな表情の変化も見逃さないようにし
て、ちゃんと見てあげるようにする。
それは指導者としての原点だともおっし
ゃっています。
ソフトボール界では女子のチームを男性
が指導する場合と、女性が指導する場合
があります。
日本リーグを見てもそうですね。
どちらがいいとか悪いとかではないです
が、男性が指導する方が難しいのではな
いかなと、個人的には感じています。
それは私が男で、男の世界しか知らない
ということもあります。
成功している男性指導者もたくさんおら
れますので、適正なのかもしれませんね。
来月は長く女子のトップチームを率いて
こられた浦野監督と再会しますので、お
酒でも飲みながら、そのあたりのことも
聞いてみたいと思います。
ただ飲んでいると昔話になることが多く
て、その話が出来るかどうか心配ですけ
どね(笑)
昔話をし出したら、年を取った証拠です。
どうなることやら(笑)
今日はここまでにしますね。