12球団各チームも今年の
「チームスローガン」
を掲げて、優勝目指して頑張っていま
す。
今年の核球団のスローガンは、
パ・リーグ
●ソフトバンク「熱男2016」
●日本ハム「爆ぜる」
●ロッテ「翔破~熱き心で!~」
●西武「BEAST! 強く、猛々しく。」
●オリックス「俺のオリックス」
●楽天「夢と感動」
セ・リーグ
●ヤクルト「つばめ進化」
●巨人「一新~GIANTS PRIDE 2016~」
●阪神「超変革 Fighting Spirit」
●広島「真赤激! Burn it up!」
●中日「竜魂燃勝」
●DeNA「WE PLAY TO WIN」
何かいろいろですね(笑)
それに比べると高校生なんかは、さす
がに教育現場ということもあって、も
っとシンプルなものが多いです。
先日ご紹介した「凡事徹底」とか、
「自ら考え行動する」「一球への執念」
「一意専心、果敢矜持、感謝貢献」と
かのようなものの方が、個人的には好
きですね。
中には「全国で必ずやり返す」といっ
た、力強いものもありました。
闘犬センター結成時のスローガンみた
いなものは、
「ソフトボールを通して、立派な社会
人になる。」
みたいなものでした。
田中則夫監督が考えたものでしたが、
この頃は「日本一」だとかいうことは
ほぼほぼ頭になくて、夢のいようなも
にだったんだと思います。
まずは社会人としてきちんと仕事をし
ながら、ソフトボールも頑張る。
こんなことを目指していたんだと思い
ます。
それがいつの間にか、「日本一」を目
指すいようになり、さらには「日本一」
が当たり前の世界になりました。
私なども仕事はしていましたが、心の
中は「ソフトボールだらけ」といった
時代すらありました。
そんな環境の中で、「奢り」「有頂天」
のようなものが生まれ、とても立派な
社会人とは言えない言動もありました。
田中則夫監督退任後、闘犬センターに
チームスローガンのようなものが存在
したことはありませんでした。
田舎のクラブチームが誰にも馬鹿にさ
れない、舐められないようにするため
に、
「勝って、勝って、勝ちまくる。」
これしかありませんでした。
そして、勝ってどこかに慢心が生まれ
ていたんでしょうね。
型にはめない自由なやり方も売りでし
たし、その豪快さや型破りさもウケて
いたと思ってもいました。
今となってはやり直しも出来ませんし、
どうすることも出来ませんが、もしあ
の時代のチームスローガンが、
「紳士たれ!」
みたいなものであったらどうなってい
たんだろうかと、ふと思ってしましま
した。
ただあのメンバーの顔触れを思い浮か
べてみたら、そんなスローガンが似合
いませんし、もし決めたとしても実行
不可能なものになっていたことは間違
いないなあと、失笑してしまいました。
今日はここまでにしますね。

日曜日練習していたら、同じグランド
の向こうから聞き覚えのある声と、な
つかしいノックを打つ姿が見えました。
田中規夫さんでした。
去年の日本リーグの会場で会って以来
になります。
元気そうなノック姿に、なぜか幸せな
気持になっていました。
闘犬センターの25年の振り返りが
終わったこと、全部をプリントアウト
出来たら、持って行くことを伝えると
「楽しみにしちょくわ。」
との言葉。
また、二人で昔話をしましょうね。