
前に元闘犬センターの「西田選手」が、
「ピッチャーのリリース」のところ
しか見ていない、ということをご紹介
しました。
これを科学的に証明してくれているも
を、ソフトボールマガジンで見つけま
した。
筑波大学院の大田 穂さんという方が、
連載されている
「パフォー眼ンスUP」
という連載記事です。
これまでこの連載に気がついてなかっ
たのですが、ふと今回の
「打撃と眼」
というタイトルが目に止まり、読んで
みました。
すると研究は野球ですが、興味深いこ
とが書かれていました。
詳しいことはソフトボールマガジンを
読んで下さいね(笑)
見つけたのは
「図1 熟練者と初心者が打席で見て
いる場所の違い」
というところの説明です。
打者は投手の投球腕を見ることで、ボ
ールの軌道を予測するための手がかり
を早い段階で得ている。
予測のために役立つ情報を多く獲得す
るためには、ボールがリリースされる
前の段階で球種やコースを投げ分ける
際の特徴が表れやすい投球腕を見るこ
とが重要だと考えられます。
ここに大きなヒントがありますね。
それも打者ではなくて投手としての。
打者がその投球腕で球種やコースを
予測しているということであれば、そ
の投球腕を出来るだけ隠すということ
で、打者に球種やコースを予測される
確率が下がるということです。
これに「握りを隠す」ということが出
来れば、もっと確率が下がります。
ソフトボールのピッチャーはフォーム
を工夫することで、それが可能になり
ます。
このことについては、この大田さんに
ソフトボールのピッチャーとバッター
で研究してもらって、発表してもらい
たいですね。
日本人ピッチャーは、これまで握りを
隠す、腕を隠すということを意識して
いないフォームで投げてはいなかった
でしょうか?
特に筋力の弱い女子に、その傾向が
強いように思います。
大きなテークバックで、強い遠心力を
獲得しようとしてきたんだと思います
が、最近の研究ではそこはボールのス
ピードには関係ないというようになっ
てきたように思います。
スピードを上げるには、振り下ろしか
らリリースのスピードを上げることが
重要であると、昨夜見たYou-tubeの
西村信紀さんの講習会で言っていまし
た(笑)
西村さん、これで間違っていないです
か?
バッティングピッチャーでは全部見せ
て気持よく打ってもらう、試合では全
部隠して打たれないようにする。
この切り替えができないと、今年も私
が試合で投げることはなさそうです。
どうしようかなあ?
そんなに器用じゃないしなあ。
今日はここまでにしますね。