メールマガジン(55) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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ソフトボールがもっと上手になりたい、勝ちたい、テクニックが知りたい方に、カリスマたちの貴重な情報をお届けします。

平成8年の資料はあったのでしょうか。

あったみたです(笑)

それではどうぞ!

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第51号のメニューはこちらです。

■平成8年(その2)
■編集後記

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■平成8年(その2)
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図書館に行って来ました。

ちゃんとありました。

どうも私の検索の仕方が悪かっただ
けのようですが、今までと同じよう
に検索したつもりだったんですが、
どうなっているんでしょうね。

それではご紹介していきますね。

「高新スポーツ賞の顔」

の紹介記事が、1月18日に日本リーグ
男子1部MVPの「西村信紀選手」、1月
22日に国体成年男子1部優勝の「県選
抜チーム」
が掲載されています。

西村選手もこの時29歳になっていて、
円熟期を迎えた自分のピッチングを振り
返りながらも、6年後の国体を意識した
発言になっています。

「国体で勝てる、そしてマウンドを安心
して任せられるピッチャーを育てたい。」


と語り、第2の西村の登場を心待ちにす
ると記事は締めくくられています。

ただこの偉大なエースの存在が、第2の
西村の成長を妨げる大きな壁となること
を、本人も新聞社も気がついていません。

それだけ絶大な存在だったということな
んですけどね。

「県選抜チーム」については一部の補強
選手の存在はあるものの、母体の闘犬セ
ンターの若返りが順調に進んでいること
を伝えています。

「昔はいかに練習をせずに勝つか、それ
が全体の雰囲気だった。」


「今はそれでは無理。」

「練習も比べようもないほど厳しくなっ
た。」


選手の大部分が20歳前後に若返ったチ
ームには、経験の少なさを練習量で補お
うという雰囲気があったのかもしれませ
んね。

ただ個人の意識が強く、足りない部分は
自分で自主的にやっておくことが出来な
いので、全体練習が増えたということで
もあったようです。

世代交代が精神的な部分でも進んできて
いるということでしょう。

2月に入るとこの年7月にアメリカで開
催される「世界選手権」の第2次選考会
が春野運動公園で開催され、闘犬センタ
ーからは8名の選手が参加しています。

この第2次選考会が高知県で開催されて
いることで、闘犬センターの力がどこか
に働いているような感じがしますよね。

さて4月に入ると「日本リーグ」が始ま
りました。

栃木県那須町で開催された初戦の相手は
日本電装でした。

季節外れの雪が舞うという寒さの中、打
線もお寒い出来となって、延長8回1-
0でサヨナラ勝ちすというスタートにな
りました。

その後は日新製鋼を延長9回1-0のサ
ヨナラ勝ち、ホンダエンジニアリングに
は3-0と完勝、そして豊田自動織機に
は16-1で圧勝し、4連勝で第1節を
終了します。

この後5月に再び春野運動公園で世界選
手権の最終選考会が全国から24名の選
手を集めて開催され、闘犬センターから
は2次選考会と同じ8名が参加していま
す。

参加している選手の気持としては、闘犬
センター以外の選手の選考会という感覚
ではなかったのでしょうか。

そして5月17日日本代表に闘犬センタ
ーから7名の選手が選出されたことが伝
えられています。

コーチとして家竹監督兼選手、そして
西村、山崎正宏、岡本、江口、梅下、竹
下が選手として選出されています。

選出されなかった1名は誰だったんでし
ょうね(笑)

さて5月18日からは春野運動公園で、
日本リーグ第2節が開催され、トヨタ
自動車を相手に14-0という大差で
圧勝しています。

第2戦は山形県庁に3-1と勝ち、第
3戦の住友金属にも14-3と圧勝し
て開幕7連勝として首位を堅持してい
ます。

開幕時の調整不足のせいでシーズン当
初に取りこぼしをするのが闘犬センタ
ーの常でしたので、絶好のスタートを
切ったこのシーズンは初の「全勝優勝」
を目指していたようです。

話題作りの上手な闘犬センターのオー
ナーが仕掛けた次の一手が、5月22
日付けの高知新聞に大きく掲載されて
います。

当時野球解説者として活躍していた。
デーブ大久保さんが闘犬センター入り
することになったということでした。

そうです、今は楽天ゴールデンイーグ
ルスの監督をしている

「大久保博元さん」

を登録することが決まったというので
す。

この頃の闘犬センターのことを全く覚
えていない私でも、このことは覚えて
いました。

西武ライオンズが春野でキャンプして
いた頃に闘犬センターに出入りしてい
たことが縁だったようです。

記事には

「指導が主になると思うが、指名打者
などで出場してみたい。」


「解説者の仕事もあるし、全試合出場
とまではいかないだろう。」


ただ実態としては、実際に試合会場に
来たこともないし、練習を一緒にした
こともないということだったようです。

オーナーと大久保さんのお互い都合の
いい話題づくりだったということのよ
うです。

大久保さんはこの後、アトランタオリ
ンピックに出場した女子の全日本チー
ムのバッティングコーチにもなってい
ますので、どっちが得したのかは分か
りませんが、元プロ野球選手まで担ぎ
だしての話題づくりまで画策するとは、
オーナーの目の付け所は違うなあと、
改めて思ったところです。

長くなりましたので、今回はここまで
にしますね。

次回は世界選手権の様子なども含めた
残りのシーズンをご紹介します。

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このメールマガジンを書いていたのは、
昨年10月、まだ大久保さんは楽天の
監督でした。

勝負の世界は厳しいですね。

昨シーズンオフに監督を、辞任されて
いますね。

ただ日本に12人しかいないプロ野球
の監督にまでなったのですから、彼も
ただ者ではないです。

オーナーが生きていたら何と言ってい
たか、聞いてみたいものです(笑)