ソフトボールの打ち方 | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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最近の科学の進歩がすごくて、日本リ
ーグ女子のトップチームには

「アナリスト」

という方がいて、フォームを録画して
それを分析し、選手にフィードバック
するシステムが導入されています。

そのためかなのかどうかは分かりませ
んが、みんな同じフォームで、同じ打
球を打とうとしているように見えるこ
とがあります。

全員が認める理想のフォームというも
のがあるかもしれませんし、それがあ
るとして、それを身につけられたとし
たらホームランがバンバン打てて、チ
ームの4番バッターになれるというな
ら、誰しもそのフォームを手に入れた
いと思いますよね。

しかし、そんなことが可能なのでしょ
うか?

身長も体重も、筋肉量も違う。

手の長さ、足の長さも関節の柔軟性も
違うものが、同じフォームで打つこと
が出来るのか。

万が一出来たとしても、同じ打球が飛
ぶことはないのではないかと私は思い
ます。

であるなら自分の長所はどこなのか、
それを生かせるバッティングフォーム
はどんなフォームで、そのフォームで
どのような打球を打つとヒットになる
可能性が高くなるかを追求する方がい
いのではないでしょうか。

1番から9番まで同じフォームで打つ
バッターが並ぶより、それぞれ個性の
ある選手が持ち味を生かしたバッティ
ングをする方が、自分たちも楽しいし
相手ピッチャーもイヤなのではないか。

さらに見ている方も面白いように感じ
るのではないかと、思っているのは私
だけでしょうか。

みんな同じじゃ面白くないですよね。

いつの頃からでしょうか、たぶん女子
のソフトボールがオリンピック種目に
なって、男子の指導者やプロ野球経験
者が女子の指導をするようになり、さ
らにメダルを獲得するよになって、強
化費が付くようになってからは、最先
端の科学技術が導入されるようになっ
た。

この頃からのような気がします。

全日本の選手のフォームが似てきて、
それを真似る日本リーグの選手が似て
くる。

さらにそれを大学生、高校生、小学生
が真似をする。

これは仕方のないことですよね。

こうやって全日本の選手が打っている
というのが、常に動画で見られる時代
なんですものね。

それをお手本にするのが当たり前なん
です。

しかし、全員が同じフォームで打つこ
とを目指すことがいいのでしょうか。

たとえそれが理想のフォームであって
もです。

今年は女子の1部リーグのチームでバ
ッティングピッチャーをさせていただ
く機会にも恵まれました。

そこで感じたこと。

そのチームは1部リーグでは下位の成
績のチームでしたが、やろうとしてい
るバッティングが1部リーグ上位のチ
ームと同じバッティングに思えて仕方
なかったんですね。

下位のチームが上位と同じことをやろ
うとしたら、下位のチームが勝てるは
ずがないというのが私の考え方です。

上位のチームが非常識と思えるような
プレーをして、相手を驚かせ、揺さぶ
り、攪乱しなければ番狂わせは起こり
得ません。

王者のソフトボールは1番になってか
らやればいいのです。


今年下位に沈んだチームのみなさん、
チャンスです。

来年は上位チームの常識をぶち破るよ
うな戦法で戦ってみて下さい。

何か違った世界が見えてくると思いま
すよ(笑)

今日はここまでにしますね。