
闘犬センターとしての3回目の海外遠征
は、1984年の
「日本協会親善訪問団台湾フィリピン
遠征」
になります。
この遠征は、日本ソフトボール協会が
アジアの会長国となり、その会長就任の
挨拶のため名誉会長国である台湾とフィ
リピンを表敬訪問したものです。
この時闘犬センターオーナーの弘瀬 勝
氏は日本ソフトボール協会の副会長にま
で上り詰めていて、この表敬訪問には
高橋日本ソフトボール協会会長をはじめ、
日本ソフトボール協会の役員が同行して
います。
弘瀬副会長の協会内での実力を示す遠征
だったのかもしれません。
で、親善試合をするためにこの訪問団に
同行したのが
「闘犬センター」と
高知の「教員チーム」でした。
そうそうたる役員に比べると、ちょっと
役不足なチーム編成ではなかったでしょ
うか。
この闘犬センターは前年の末に日本選手
権で優勝して、一応
「日本一」
のチームになってはいましたが、この
遠征の後すぐに「世界選手権」がありま
したので、仕事の都合がつかなかった
私を含める4名が参加していません。
そのためかどうかも覚えていませんが、
「住友金属和歌山の都留監督」
がこのチームに加わっています。
なぜ都留さんだったんでしょうね(笑)
都留さんを含めても11名でしたが、
この遠征で台湾、フィリピン相手に2勝
して、その実力は証明しています。
都留さんとはこの遠征を通じて仲良くな
りましたが、プライベートでの出来事を
よくからかわれるようになりましたので、
都留さんはこの遠征に参加しなかった方
が良かったのではないかなあと、私個人
は思っています(笑)

台湾での親善試合前の始球式の様子で
す。
バッターは台湾協会のホー・ミンチャン
名誉会長です。
この4年前にお目にかかった時は、
世界の副会長と高知県協会の副会長だっ
た立場が、この時にはアジアの名誉会長
国の会長とアジアの会長国の副会長とし
て、ほぼ立場が並んだという事実に愕然
としてしまいます。
チーム自体も4年前はクラブ大会に初優
勝しようとしていた頃から、日本選手権
に優勝するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いと
言ってもいい急展開の時代でした。
私自身がこの遠征に参加していないこと
もあって、帰国後の報告も試合の報告も
あったのかもしれませんが、ほとんど
記憶にありません(笑)
空港のトイレでチップを1,000円も渡した
とか、漢方薬を買いに行ったら何かいか
がわしい薬を高い値段で買わされたとか
の、面白い土産話しか覚えていません。
オーナーもチームも若くて勢いのあった
時代の、楽しい思い出の一コマです。
今日はここまでにしますね。