
この写真はアジア選手権でトレーナー
として、テーピングをしている時の
ものです。
写っているのはトヨタ自動車の森選手
と、山形県庁の大村投手です。
私は30歳の時にかねてよりの希望で
あった、鍼灸・マッサージ師になるた
めに、専門学校に行きました。
3年間真面目に通ったおかげで、無事
資格を取得して鍼灸・マッサージ師と
なり、その後治療院を開院して治療を
行いながら、闘犬センターのトレーナー
や四国銀行の硬式野球部のトレーナーを
やらせてもらいました。
このアジア選手権は鍼灸・マッサージ師
の資格試験日と日程が少し重なっていま
したので、私は資格試験終了後、
一人でフィリピン入りしています。
試験会場から成田空港に直行でしたので、
試験会場に大きなトランクを持ち込み、
試験官の先生から
「君は受験生ですよね?」
と聞かれました(笑)
卒業後高知に帰って開院することになる
のですが、縁があって高知商業の野球部
の選手のメンテナンスもやらせていたけ
ることになりました。
そして、後に阪神タイガースの絶対的
ストッパー
「藤川球児」
と出会うことになります。
事の始まりは早起き野球をやらないかと
いうことになって、そこで一緒に野球を
することになったのが、杉本さんの後輩
で、藤川球児君のお父さんでした。
その頃球児君は中学3年生で、すでに
「肘が痛い!」
と言っていました。
所謂「野球肘」ですね。
ここから球児君との長い付き合いが始ま
ります。
高校2年生の夏の甲子園に出場した球児
君は、突然変異と言ってもいいような成
長を見せて、注目選手の一人になりまし
た。
これは予想していなかったものでした。
ここから球児君の世界が変わり始めます。
写真はこの甲子園の県大会の決勝戦で、
決勝ホームランを打ったお兄ちゃんの
順一選手と球児選手の写真です。

「後で値打ちがでるかもしれんき、
サインもしちょけや。」
と言って書かせたものです。
この時、プロ野球であんな活躍をするこ
とになるとは全く想像もしていませんで
した。
以前
「西村と球児はどっちが上?」
と聞かれたことがあるとご紹介しました
が、西村選手は高校卒業後、球児選手は
15歳くらいから見続けてきました。
西村選手はソフトボール界で絶対的な
大エースですし、球児選手はプロ野球
界でも知らない人がいない選手になり
ました。
比べる意味はありませんし、どちらも
比べようがない実績を残しています。
この二人の若いころを知っている者と
して、時代も活躍の場所も違っています
が、同じ観点から見た二人の共通点や
相違点なんかをご紹介して行きたいと
思います。
あくまでも私の「私見」であることは、
最初にお断りしておきます。
では明日からをどうぞお楽しみに。