選手紹介(27) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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いよいよ後半の主役たちの紹介をして
いきましょう。

昨日の資料も提供してもらいましたので、
まずは

「大木選手」

からにしましょう!

この写真は全日本で世界選手権に出場
したときのものです。

そしてこの一枚



闘犬センター時代のものです。

大木選手はチーム内では

「B-ス」でした。

「A-ス」は西村投手。

「C-ス」が以前もご紹介しましたが、
2枚目の写真で大木選手の前を歩いてい
る植村投手でした。

大木選手は香川県の出身で、中京大学で
ソフトボールをしていて、卒業前には

「島根県の体育協会」に就職が内定して
いたそうです。

世界選手権の選考会に参加していた時に
山崎正宏選手に声を掛けられ、取り敢え
ず1回高知に来いと言われて、訳も分か
らないまま高知に来てみたら、あれよあ
れよいう間に、入部が決まってしまって
いたという、典型的な罠にはまった選手
です(笑)

オーナーと会って話をしたと思ったら、
江口選手(現トヨタ自動車監督)から

「大木、スパイクのサイズ何cm?」

と聞かれたそうです(笑)

江口選手はオーナーに聞けと言われただ
けだったでしょうから、何の意図もなか
ったと思いますが、これで逃げられなく
なってしまいました。

内定していた島根県の体協に断りを入れ
高知にやってきた大木選手ですが、平成
9年はら平成20年の6月までの、長期
間高知で生活をすることになりました。

チーム内ではやはり西村投手が絶対的
エースであり、なかなかその牙城を崩し
てエースの座を手に入れるのは難しいこ
とでした。

ただ西村投手も長年の酷使で体のあちこ
ちに故障を抱えていましたので、大木投
手の出番も多くなりつつありました。

しかし大木選手も腰痛という持病があり、
私が最初に大木選手を見た時にも、ノッ
ク中につまづいたり、踏ん張れなかった
りと、持病のことを知らないものですか


「こいつは、センスがないのか?」

「こんなんで大丈夫か?」

と思ったものです。

実際腰を診てみると、こんな腰でよく
ピッチャーやってるなというような状態
の時もありました。

ひどい時は腰痛に足の痺れが伴っていま
すので、これでは踏ん張ることができま
せん。

ごまかしごまかしやってましたが、ピッ
チャー以外のポジションが出来ないのは
腰痛のせいではないようなきがしますけ
ど・・・(笑)

記録を見てみると彼が本当にその実力を
発揮したのは、闘犬センターがなくなり、
西村投手が大坂に行っていなくなった後、
高知パシフィックウェーブでエースとし
て投げ始めたころでした。

この頃は大木投手と岩見投手の2枚の
ピッチャーでやってましたが、本気にな
ったんでしょう。

3連投や4連投は当たり前、岩見投手と
二人で21失点もあったりして、緩急を
覚えた大木選手は、日本リーグでMVP
を獲得する大車輪の活躍をするようにな
ります。

人は失敗して覚え、成功して自信をつけ
るということでしょう!

どれだけ練習で投げても、試合で投げな
ければピッチャーは成長しないことを、
大木選手の成長は物語っていますね。

大木選手には今さらですが、

「成長したね!」

と同時に

「もうちょっと早くやれよ。」

とどうしても言いたくなりますね(笑)

後輩のピッチャーの加入と、実家の家業
を継ぐために香川に帰りましたが、帰る
前にはすっかり「土佐弁」と「闘犬スピ
リッツ」がしみついていました。

6月9日10日には昔の仲間たちが高知
に集結しますので、都合をつけて高知に
来てくださいね。

待ってますよ!

今日はここまでにしたいと思います。