始まったお伝えしましたが、開幕第2
戦の森澤監督率いるデンソーも、
HONDAと対戦して最終回ちょっと
ハラハラしましたが、3-2で勝って白星
発進することができました。
今年は優勝をねらってのシーズンですの
で、このままの勢いで行ってもらいたい
ものです。
頑張れデンソー!
では、闘犬センターの戦いの続きをどう
ぞ!
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第17号のメニューはこちらです。
■昭和57年(その4)
■編集後記
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■昭和57年(その4)
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昭和57年シーズンの振り返りも最後に
なります。
国体予選に敗退した闘犬センターは、
この後の全国大会の戦いで、そのうっ
憤を晴らすことになります。
第三回全日本クラブソフトボール大会に
出場した、闘犬センターは準決勝で
鴨田体育会を5-2で下して決勝戦に進んで
きた、三重県の明和クラブと対戦します。
試合は5-0の完勝で、2年ぶり2回目の
優勝を手にします。
続いて高知で開催された全日本一般男子
ソフトボール大会の戦いになります。
この大会にも地元代表の鴨田体育会と
四国代表の闘犬センターがそろって
出場します。
地元開催ということもあって、高知新聞
にも記事が何度も掲載されました。
またこれが、事件を起こします。
大会前日の闘犬、鴨田のチーム紹介記事
に使われた写真が、闘犬センターはバッ
ティングをしている時の写真に対して、
鴨田体育会は弘瀬投手の写真だったので
す。
弘瀬さんに何回も煮え湯を飲まされ、
さらには同じ「弘瀬」姓にもかかわらず、
自分になびいてこない弘瀬投手の写真が
大きく紹介されていることが、オーナー
には気にいらなかったようです。
猛烈に高知新聞に抗議しますが、担当さ
れていた記者の方は全く相手にしません
でした。
これは手ごわいと思ったオーナーは、
この記者を仲間にしようと画策します。
(笑)
この記者こそ、高知新聞の運動部長で
あった桧垣さんで、この方は後に高知新
聞の役員や高知新聞企業の社長をされま
す。
オーナーは勝手に桧垣さんを事あるごと
に、
「学識経験者」
としてメンバーに引き入れ、何とか闘犬
びいきにしてもらおうとしますが、
敵もそうやすやすと、言うことを聞いて
くれるような人ではありませんでした。
(笑)
私たちはおかげで、親しくしていただき
ましたし、時に厳しく、時にちょっとだ
けほめてもらってうれしくなったりと、
長くお付き合いをさせていただきました。
さて、試合の方ですが、闘犬センター
は順調に準決勝まで勝ち上がります。
大会最終日の9月19日は朝から雨模
様でした。
4チーム優勝というわけにはいかない
ということで、どうしても準決勝は
やりたいというのが、大会本部の意向
でしたので、雨の中準決勝戦が始まり
ます。
「4チーム優勝でええやん。」
この弱気な気持ちがダメでした。
トヨタ自動車に6-1で完敗、3位で終わ
ります。
まだまだ、全国の壁は厚いといったとこ
ろでしょうか。
そして、最後の戦い11月の第11回
全日本ソフトボール選手権にクラブの
優勝チームとして出場します。
1回戦日本リーグ優勝の住友金属和歌山
と対戦した闘犬センターは、2-1で勝って
準決勝に進みます。
日本リーグの優勝チームに勝ったという
事実は闘犬センターにとって、大きな自
信になりました。
準決勝は日本体育大学との対戦となりま
した。
日体大には保坂、北という後に全日本で
も活躍される投手がいましたので、
大学生とはいえ簡単な相手ではありませ
んでした。
さらに大学4年生と闘犬センターの
若い選手がほぼ同年代ということも
あって、日体大の選手の方がソフト
ボールエリートという田舎者の劣等
感が、邪魔をしていたかもしれませ
ん。
これはその後、闘犬センターの主力組
の年齢が上がって行くのと、優勝経験
を積むことによる自信によって、全く
立場が逆転することになりますので、
その後は、
「たかが大学生に負けるわけはない。」
という、根拠のない自信になっていきま
す。
試合は1対1で延長戦に入り、延長8回
サヨナラ負けをきっしてしまいます。
全日本選手権は、この年まで3位決定戦
がありましたので、翌11月15日因縁
のトヨタ自動車と戦い、結局8-5で負け
てしまい4位という成績で、昭和57年
のシーズンを終えることになりました。
4回に分けてご紹介してきました昭和
57年でしたが、本当に色々なことが
あった1年でした。
1年間で何度も、全国大会に出場する
ことを覚えた1年でもありましたので、
この後の闘犬センターにとっては大き
な意味を持つ1年でしたが、負けて、
負けて、最後も負けて終わった1年
というイメージの残った年でした。
今日はここまでにしますね。
次号は昭和58年をご紹介します。
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女子リーグの開幕はお知らせしましたが、
男子リーグの西日本リーグも17日から
広島県尾道市で開幕しています。
闘犬センターOBの岡本監督の率いる
「高知パシフィックウェーブ」
も初日2連勝と順調な滑り出しでした。
みんな頑張っていますね。
6月の6日、7日には高知市で西リーグと
東リーグが全部集まることになっていま
す。
トヨタ自動車で監督をしている江口君も
帰ってきますので、楽しみにしています。
今日はここまでにしますね。

写真は日本選手権で日本体育大学に
サヨナラ負けした直後の、挨拶のために
整列しているところです。