監督(その9) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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写真はフィリピンに一緒に行った
時に、フィリピン戦でランナー
コーチに出ている時に撮ったもの
です。

親善試合でしたし、リードして
いたので、このようなリラックス
した写真になったのでしょうね。

この時は、インドネシア、マレー
シア、シンガポールと回って、
最後の訪問先がフィリピンで、
実力的にはフィリピンが強いと
いう前評判でしたので、同行して
いたオーナーからは、

「フィリピンに勝て!」

と言う指令は出ていました(笑)

国内の試合で杉本監督が、試合中
にこのようにピースサインで写真
におさまるということはありませ
んが、どこかいつも余裕を感じさ
せる人でした。

感情をあわらにすることも少なく、
たんたんと指示を出す。今考える
と腹の中は煮えくり返っていた時
もたくさんあったんだろうと思い
ます。ご苦労様でした。(笑)

ある人のメルマガで次のような
文章を見つけました。

「そもそも100%条件が整った
 状態で臨める戦いなど有り得ない。
  
 何かが欠けている(あるいは何も
 かもが欠けている)状態で、成果
 をだすのがリーダーであり、
 偉大なる軍略家である。」


杉本博司さんは、そんな監督でした。

昨年日本ソフトボール協会を訪ねて、
事務局長と話をした時に、

「日本で一番多くタイトルを獲得
 した監督は杉本さんですよね?」


と尋ねると、

「数えたことはないけど、それは
 間違いないと思う。」


との回答でした。

これは男子だけではなくて、女子も
含めて、日本一多く勝っただという
ことです。


このことは、闘犬センターの25年
を振返っているメルマガの方で
詳しくご紹介したいと思いますが、
クラブチームの宿命でもある、
仕事の都合で不参加という選手が
いつもいました。

ナイターの練習なんか、5名、6名
というのが当たり前。

ある大会では4名不参加ということ
もありましたし、雨で順延になって
仕事の都合で帰らなくてはいけない
者がいて、決勝戦は10名で戦った
福島の一般男子なんかもありました。

今ある戦力に最大限の力を発揮させ
て、「勝つ」。

田舎のクラブチームが、勝ち続ける
ために考えたこと、したこと、
そしてそれを率いた杉本監督が指示
したことを、次回からご紹介したい
と思います。

今日はここまでにしますね。