監督(その7) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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闘犬センターは6年目から
杉本新体制となって、新たな
スタートを切ります。

この写真はこの年から加入した
日本リーグのチーム紹介写真に
なります。

昭和59年5月2日の高知新聞に、
杉本新監督のインタビュー記事
が載っていますので、少し
ご紹介しますね。

新監督就任については、

「責任の重さを痛感しています。
 主将の平松君らの協力で、
 精一杯頑張ります。」


と前向きな発言で始まっています。
ここに出てくる平松君は、杉本さん
の小学校時代(少年野球)からの
同級生になります。

田中前監督と松田主将、
杉本新監督と平松主将

こんな関係があって、チームは
成り立って行くんですね。

実業団に対抗してクラブチームが
どのように戦って行くのかと言う
質問には、

「練習量、練習環境等いろいろな
 ハンディはあるけれど、
 クラブチームなりの戦い方を
 していきます。」

「実業団はバンドなどきめ細かい
 戦い方をしてくるので、走るなり
 エンドランなりの作戦をとって、
 果敢に攻めて行きたい。」

「実業団のマネをしていたんじゃ
 練習量が違うので、勝てません。」

と言われていて、さらに

「初参加ですから大きなことは言え
 ませんが、できるだけ上位にくっ
 ついていきたいですね。」


と控えめに抱負も語っています。

しかし、実業団経験(トヨタ自動車)
のある杉本新監督には、実業団相手の
戦い方はイメージで来ていたんだと
思います。

後は実践でそれが通用するかどうかを
確認するだけだったような気がします。

開幕した日本リーグ前期を闘犬センター
は2位で終わることになりますが、
3勝2分けという成績でしたが、戦える
という確信を得た戦いだったと思います。

面白くないのは実業団勢ですよね。
たかが「クラブチーム」にやられるわけ
ですから。

前年の総合選手権でトヨタ自動車に勝ち
ますが、試合後トヨタ自動車の監督は
選手を集め

「たかがクラブチームに負けるなんて!」

とひどく気合を入れたなんて情報が、
漏れ伝わってきました。

クラブチーム対実業団の戦いの戦場が、
日本リーグになり、毎年何回も行われる
ようになります。

これも闘犬センターが強くなった原因の
一つですね。

実業団に慣れた。
それも勝つことに慣れた!

「実業団言うても、たいしたことない!」

闘犬センターのメンバーがこう思うように
なるのは、そんなに先のことではありませ
んでした。

今日はここまでにしますね。