読書時間:4.5h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:エリック・ホッファー/訳:中山元
原題:THE TRUE BELIEVER: Thoughts on the Nature of Mass Movements
刊行:2022年2月(オリジナルは1951年)
価格:2000円+税
出版:紀伊國屋書店
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エリック・ホッファーの提起する大衆運動
大衆運動の魅力
変化を求める欲望
身代わりを求める欲望
大衆運動の互換性
運動に参加する可能性のある人々
社会における好ましからざる人々の役割
貧困者
不適応者
極端な利己主義者
無限の機会を前にした野心家たち
少数派
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退屈した人々
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犯罪者たち
統一行動と自己犠牲
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序
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自己犠牲を促進する要因
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統一の原動力
運動の発端から終焉まで
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言論人
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狂信者たち
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実務的な活動家
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良い大衆運動と悪い大衆運動
本書と著者エリック・ホッファーについて
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大衆運動とは、宗教改革、ロシア革命、アメリカ独立革命などをいう。
現在に絶望し、希望は未来にしかないと思う大衆がいなければ、優れた指導者でも大衆運動は起こせない。
大衆運動に加わる大衆は主に狂信者で、現実味がないほど狂気であるのに、革命とは縁のない日本は頻繁に引用される。
『日本人は国内で活動的な大衆運動が続けられていることを、反対もなく許している』(p261)
大衆運動は革命のような大きい話ではない!?
『活動』(p198)
オレでさえ・・・見のがしてしまいそうだった

第二次大戦後、日本が驚異的な復興を遂げたのは大衆運動であり、現在(1951年当時)も続いている大衆運動とは、制度である。
理想とする生き方に沿った制度を疑いもなく維持していることを、ホッファーは指摘する。
日本の再分配率が低いのは、理想とする生き方をしない人に対する厳しさの現れだと思う。
日本が制度を維持しているのは、服従と鉄の規律が数世代にわたり続いたため、とホッファーは指摘する。
服従には、ナチ党員の語る「自由から自由になる」や、アバッキオの語る「従っているときは安心して行動できる」も含まれる。
ある体制が持続しているとすれば、教育を受けた知識階級がまったく存在しないためであるか、権力者と言論人のあいだで親密な同盟が成立しているためである(p222)
従うのが正しいという教育を受けた労働者を量産することで、制度を持続できているのが日本である。
ホッファーの言う「活動」とは、大衆運動後の制度を維持することである。
キャリアは昇進し、労働者は鐘の音で管理され、老後は安泰と思わされている制度を。
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最後に、良い大衆運動もある、とホッファーは言う。
日本は「挑戦という行為が欠如している」と引用されているように、大衆運動は、潜在的な活力を引き出す挑戦である。
革命だけではなかった![]()
