あの頃の誰か | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:3.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:東野圭吾
刊行:2011年1月
価格:590円+税
出版:光文社文庫

本本本本本本本

様々な事情で文庫化しなかった短編集
 

1シャレードがいっぱい
2レイコと玲子
3再生魔術の女
4さよなら『お父さん』
5名探偵退場
6女も虎も
7眠りたくない死にたくない
8二十年目の約束
あとがき(言い訳)

......

 

シャレードがいっぱい 仝→全
レイコと玲子 多重人格の話
再生魔術の女 妹を殺した男の精液と姉の卵子で子どもを作り、男に養子縁組させた。と思わせて違う子。
さよなら『お父さん』 秘密の原型
名探偵退場 名探偵の過去の推理に疑問を抱かせるため、周りが一芝居うつ
女も虎も 酒を飲んでトラになる女
眠りたくない死にたくない 首に縄が掛けられて眠ったら死ぬ状態
二十年目の約束 20年前に殺された少女と遊ぶ約束をしていた少年2悔いる。少女の親は日記で遊ぶ約束を知っていた


読み終えたあとの、あとがきが興味深い。
「二十年目の約束」は駄作と思っていたが、読み返したらそうでもなく、当時気に入らなかった理由が、「設計図通りに話を運べなかった」とある

こういうこと?

 

作者はアイデアだとか。主人公の行動をコントロールしてストーリーを進行させていると世間一般では思われているようだけど、
そうじゃあない事が描いているときにあって、主人公が作者の意に反して行動せざるを得ない時とか、絵にも書かざるを得ない絵というのが出てくる。

過程が気に入らないから駄作とは、東野さんは自分に厳しい。

狂気を思わせてオチも良い「再生魔術の女」が、ベストでした。