母親になって後悔してる | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:6.0h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:オルナ・ドーナト/訳:鹿田昌美
原題:Regretting Mothrhood
刊行:2022年3月
価格:2000円+税
出版:新潮社
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母親になった後悔の背景にあるもの

はじめに

1母になる道筋
2要求の多い母親業
3母になった後悔
4許されない感情を持って生きる
5でも、子どもたちはどうなる?
6主体としての母
7エピローグ

 

......

 

喫煙してきたことの後悔は肯定的に受け止められるように、後悔は社会規範によって評価される。
母親になった後悔は否定的に受け止められる、というか袋叩きレベル。

本書は23名のインタビューを元に構成されている。
後悔を口にした後に待ち受けていることを考えれば、少ないとは言えないだろう。

後悔を表明した人は確実に袋叩きになる。ヒトラーより悪いという書き込みもあったとか。
 

イザベラダットン Isabella Dutton

ラーナ・レイコ・リズート Rahna Reiko Rizzuto

 

インタビュイーは子育てが一段落した母親や祖母も含まれており、子育てが大変な時期は過ぎている。
子どもが嫌いなわけではなく、求められる母親像に後悔しているようだ。
子どもを置いて出ていった母親は父親より非難されるように、子どもに対する責任は母親の方が重い(通念として)
母親に求められることが多いにしても、母親になった後悔を口にするだけで、なぜこんなにも非難されるのか?

さっぱりわからない。母親業は大変と口にするのは共感を得られるというのに。
 

母親になった後悔については理解可能でしたが、超絶非難は

理解不能でした。

 

 

2022年12月13日 クローズアップ現代
“母親の後悔” その向こうに何が

オルナ・ドーナト
母になったことを嘆く女性は、なぜ「ワガママで頭がおかしい」と言われるのか