読書時間:6.0h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:オルナ・ドーナト/訳:鹿田昌美
原題:Regretting Mothrhood
刊行:2022年3月
価格:2000円+税
出版:新潮社
母親になった後悔の背景にあるもの
はじめに
母になる道筋
要求の多い母親業
母になった後悔
許されない感情を持って生きる
でも、子どもたちはどうなる?
主体としての母
エピローグ
喫煙してきたことの後悔は肯定的に受け止められるように、後悔は社会規範によって評価される。
母親になった後悔は否定的に受け止められる、というか袋叩きレベル。
本書は23名のインタビューを元に構成されている。
後悔を口にした後に待ち受けていることを考えれば、少ないとは言えないだろう。
後悔を表明した人は確実に袋叩きになる。ヒトラーより悪いという書き込みもあったとか。
ラーナ・レイコ・リズート Rahna Reiko Rizzuto
インタビュイーは子育てが一段落した母親や祖母も含まれており、子育てが大変な時期は過ぎている。
子どもが嫌いなわけではなく、求められる母親像に後悔しているようだ。
子どもを置いて出ていった母親は父親より非難されるように、子どもに対する責任は母親の方が重い(通念として)
母親に求められることが多いにしても、母親になった後悔を口にするだけで、なぜこんなにも非難されるのか?
さっぱりわからない。母親業は大変と口にするのは共感を得られるというのに。
母親になった後悔については理解可能でしたが、超絶非難は
2022年12月13日 クローズアップ現代
“母親の後悔” その向こうに何が
オルナ・ドーナト
母になったことを嘆く女性は、なぜ「ワガママで頭がおかしい」と言われるのか