読書時間:2.5h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:近藤康太朗
刊行:2015年8月
価格:1600円+税
出版:河出書房新社
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生まれも育ちも渋谷の新聞記者が1日1時間の農業で、ちょこっと資本主義に抗う
すべてはお前のせいだろう!
初めての田舎、果てしなき公開
間抜け農夫一年坊、「師匠」を発見する
アロハで農夫デビュー まずは田起こし
泥にまみれて労働の喜びを知る
いよいよ田植え目前、水をめぐる親分との闘い
農業神話の偽善を暴く、虫との六ヵ月戦争
ムラ社会が教える贈与経済入門
田んぼよ、稲穂は揺れているか?
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この社会を生き延びるには!?
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近藤康太朗は書くことが好きで記者をやっている。
記者という職業の先行きに不安を感じているが、書くことは辞めたくないと思っている。
食うために忖度した記事を書くのも嫌なので、食えなくったときのために、大人1人1年分のコメ作りをすることにした。
記者で食えないときのコメ作りと割り切っているから、農作業も朝1時間だけ。有機農法に傾倒もしない。
それでも二畝の田んぼで85Kgのお米が収穫でき、費用は1万円程度。
もちろん85kgのお米だけで1年を過ごすことはできない。でも、飢えはしないという安心感は得られるだろう。
ちょっと”あり”じゃないか!?と思い、近所の耕作放棄地(と思われる)が気になり始めた![]()
焦ってはいけない、オルタナ農家の最大の障壁は”農業以外”にある。
近藤さんは朝日新聞の記者なので、農業以外でも少なくない稼ぎがある(ポルシェをぽ~んと買うくらい)
地方はお金がかからないのでたくさん稼ぐ必要はない。
おすそ分けは日常茶飯事、家さえタダいいから住んでくれという状況なので、とにかく金がかからない。
1日5千円でおつりがくるのではないだろうか(たぶん)
都会のブラック企業で手取り20万なら、地方の方が間違いなく良い。
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タイトルの「おいしい」は美味だけでなく、「おいしいところ」のダブルミーニングがありそう。
もちろん、おいしいのは「地方」
自民党が利益誘導してくれたおかげで快適にすごせる。
電気ガス水道は通り、道路も舗装されている。車は必需品だけど。
消滅可能性都市で消滅するのは人ではない。
消滅するのは自治体で、それは快適なインフラが維持されないことを意味する。
地方が快適なのは今のうちと近藤さんは言う。
だから農業やろうは呼びかけていないが、今では仲間も増え、原稿の依頼も増えているという。
近藤さんが仕留めた鴨を提供するお店
訪れた日は1日違いでありつけませんでした。残念
